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ブランド買取のOKURA(おお蔵)トップ コラム 世界最古にして最高峰。ヴァシュロン・コンスタンタンについて③
世界最古にして最高峰。ヴァシュロン・コンスタンタンについて③
2022年08月05日

前回までのあらすじ。
ジャック氏の息子であるシャルル氏がマニュファクチュールの国際的な営業活動を開始。会社が株式会社へと移行する中、現代まで続くアイコンであるマルタ十字を商標登録し、1901年には開発したムーブメントが、世界最高峰の証となるジュネーブシールの認定を受ける。
1906年には初のブティックを開業。1921年にアメリカ市場へ向けた革新的なデザインで話題を呼んだアメリカン1921を発表。ジャガールクルトとの共同会社を設立し、クォーツショックを迎えるもそれを乗り切る。
21世紀に突入する前にリシュモングループの傘下へ参入し、更なるグローバル展開を遂げた。

ここまでが前回までのあらすじです。
いよいよ本章では、ヴァシュロン・コンスタンタンが世界に誇る名品たちの数々をご紹介してまいります。

それでは、続きをどうぞご覧ください。

 


⑦愛されるモデルと至高の作品

ヴァシュロン・コンスタンタンの歴史を簡単にご紹介させていただきました。
歴史が非常に長いこともあり、残っている資料や写真、記事などが非常に少ないため、まとめきれない部分や不明確な部分も多々ありましたが、お付き合い頂き誠にありがとうございました。

ここからは、過去から現在にかけてヴァシュロン・コンスタンタンで発表されたモデルの中で選りすぐりをご紹介いたします。

・パトリモニー

ヴァシュロン・コンスタンタンを代表するコレクションの1つです。各ブランドから展開されているドレスウォッチと同じラインになりますが、パトリモニーはその中でも最高のドレスウォッチと高い評価を得ています。
お写真をご覧頂くと分かりやすいかと思いますが、文字盤やベルト、ケースに至るまで一切の無駄が存在しない完璧とも言える調和のとれたシルエットとして有名です。
元は1957年に手掛けられたモデルのリバイバルとして2004年に発表されたモデルです。リシュモンの傘下に入り、2000年代になるとヴァシュロンは過去の名作を現在の価値観と再解釈で分析し、新たな技術を取り入れることで現代に復刻させていきました。ヴァシュロンは長年培ってきた最薄形状のムーブメント制作ノウハウを活かし、ドレスウォッチとして最重要かつ必須項目である薄型を実現させています。
ドレスウォッチとして完璧なデザインも相まって、誰もが憧れる時計の1つとして常に挙げられます。

・トラディショナル


写真引用:公式HP

トラディショナルはパトリモニーの派生モデルとして2007年に登場しました。3針のパトリモニーと違い、2針もしくはスモールセコンドが主流のモデルで、デイデイトやトゥールビヨン、グランドコンプリケーションといった複雑機構を搭載したモデルが多く存在します。
パトリモニーと比べて少々見栄えは増しますが、その中にもエレガントさがしっかりと残っており、宝飾系のデザインも存在するためパトリモニーに比べると流通量は多くなく、希少性はこちらの方が勝っているかと思います。
2014年以降は独立モデルとしてコレクションに加わったことで、パトリモニーとは違う一つのモデルとして今なお人気の商品です。

・マルタ


写真引用:公式HP

1912年に発表されたトノー型のモデルです。当時では珍しかったトノー型は、その後の各ブランドでも積極的に取り入れられたことで定番の形となりました。ヴァシュロンが作るトノー型は、当時の懐中時計文化から離れた大胆なデザインであり、腕時計文化との完全なる差別化を図るうえで、デザインを懐中時計のようなラウンド型(丸型)ではなくトノー型(樽型)を取り入れました。
ラウンドにはないシャープなデザインにさり気なく施された優美さは、創作意欲を常に持ち続けているヴァシュロンらしい意匠となっており、手首にピッタリ沿うような緩やかなカーブが着け心地も最適です。
100周年となる2012年にデザインがリニューアルされ、現行の形となりました。レディース向けのドレスウォッチとして今なお人気のモデルで、腕元のアクセントには最適です。
この他にもレディースラインには宝飾が施されたモデルが複数ありますが、私はこれこそが女性を最も輝かせてくれる時計だと確信しています。

・フィフティーシックス

2018年に発表されたまだまだ新進気鋭のモデルです。ですが、瞬く間にその存在は知れ渡っていき、今やメイン商品としても扱われるほどの人気を得ております。
3針によるドレスウォッチを感じさせるデザインですが、かっちりしすぎないカジュアル感から若い世代よりも少し上の30代~40台前後の方たちに人気のライになりました。文字盤のセンターサークルとアラビア数字がスーツとの相性も兼ねており、またヴァシュロンのモデルの中でデイデイト機能を搭載した数少ないモデルでもあるため、選ばれるゆえんとも言えます。
また、フィフティーシックスは青文字盤にのみステンレスベルトのモデルが存在します。革ベルトでエレガントに決めるもよし、ステンレスベルトでもっとカジュアルに決めるもよし。
こうした好みに合わせた選択ができるうえ、ヴァシュロンのモデルの中でも比較的安価なこともあり初めてのヴァシュロン入門機としてお考えいただきやすいのではないでしょうか?

・オーヴァーシーズ

もはや言わずもがな、ヴァシュロン・コンスタンタンを代表するモデルですね。
1996年に登場以降、そのデザインと機能美、ヴァシュロンで唯一のスポーツモデルでありながら常に注目の的となっている最も人気のあるモデルです。ラグジュアリースポーツウォッチというジャンルにあたるラインで、オーデマピゲやパテックフィリップなどが手掛ける今や一大ジャンルとして君臨しています。
最も大きな特徴として、機械式時計における最大の弱点である磁気に強いという点です。現代社会において、スマートフォンやパソコン、ICカードに無線機器といった磁気の発生源は身近に複数存在します。機械式時計は磁気を帯びてしまうと精度異常や内部パーツの不具合を発生させるため、磁気は一番の天敵でした。
オーヴァーシーズはそれを見事克服するスペックを持っており、オーデマピゲやパテックフィリップから出ているラグジュアリースポーツモデルよりも高い防水性を誇っているため、実用性も非常に高いです。
オーヴァーシーズは常に予約待ち状態。店頭ではまず出会えないほどプレミアモデルでもあり、相場も常に高いです。
私が最も欲しいオーヴァーシーズ。青文字盤は別格の人気と相場になってますが、いつかほしい最高の一本です。

・エジェリー


写真引用:公式HP

高品質高精度、そしてデザイン性も優美なもの。ヴァシュロンのスタイルとして、宝飾時計もまた昔から存在しています。そんな宝飾時計の新作が発表されたのは2020年でした。女性の為のエレガントでラグジュアリーなそのラインは、全てのタイプにダイヤモンドがベゼルに使用されており、文字盤やブレスレットにも余すところなく使用しているモデルもあります。
文字盤にはプリーツ模様という布のドレープ感を表したデザインとなっており、エレガントな字体のアラビア数字が更に優美さを表現しており、このラインの為に考案された新たな書体です。リューズが1時方向にあるのも一つの特徴であり、全てにおいて丸みのあるデザインは女性らしさを強調しております。
こちらのラインは上品でシックな革ベルトとカジュアルなステンレスベルト、ラグジュアリー感満載なゴールドベルトと3段階あり、様々なニーズに答えられます。

・ウール・クレアティブ


写真引用:公式HP

続いても女性の為のエレガントでラグジュアリーなラインの時計です。
2015年に登場以降、ヴァシュロンの独創性やスタイルの象徴ともいえるラグジュアリーな見た目をしたこちらのモデル。時計というよりもブレスレットのようなダイヤモンドの仕様や芸術的なケースデザインはヴァシュロンの中でも突出しており、優美な花をモチーフとしたケースは全てのモデルにホワイトゴールドを使用。ブラックとホワイトのマザーオブパール文字盤を使用しているため、極限までフェミニンな印象を与えてくれます。もちろん品質や精度も保証されており、ケースの厚みも7.4mmとレディースモデルに相応しい薄さが特徴です。
宝飾品としての装飾がふんだんにされているため、お値段はかなり張りますがヴァシュロンらしい宝飾品と言えるでしょう。

・ヒストリーク


写真引用:公式HP

ヴァシュロンが培ってきた歴史と文化に敬意を表し、後世へ残すために現代のアレンジや最新技術で復活させたのが、こちらのヒストリークというシリーズです。
ヒストリークのみ、モデル名でありシリーズでもあるため、ヒストリークの後に続く名前が正式名となるので種類も豊富です。その中でも、ひと際異彩を放ち話題を呼んだのが、こちらのヒストリーク・アメリカン1921です。
前回の記事でもご紹介したアメリカン1921の復刻版であり、昨年100周年を迎えたことでリバイバルされたことが大きな話題を呼びました。1時方向に文字盤が45°傾いているデザインは、当時車を運転中にハンドルを握ったまま手首を返すことなく時間が確認できるようにこのデザインになりました。

また、アメリカンの車好き以外にも愛用されていた方がいます。サミュエル・パークス・キッドマンという牧師さんが2本所有されており、彼は民衆に対して説教をしている最中にさり気なく時間を確認できることから愛用しておりました。彼の持っていた2本のうちの1本はヴァシュロンのヘリテージ・コレクションの1つとして残されており、当時の復刻を考案する際の参考とされた非常に貴重な1本です。
当時の作業工程を忠実に再現する為にコンピューターを駆使し、保管されている古い道具で100年前の製造工程とほとんど同じ工程で作り上げました。
ヴィンテージ愛好家にはもちろんですが、時代を感じたいオールドスタイルな人にはまさに至高の作品ではないでしょうか。

以上が基本となるモデルとなります。このほかにもメティエ・ダールというラインが存在し、一本一本にコンセプトがありそれに沿った文字盤のデザインとなっています。芸術性を重要視したデザインには、気球、スケルトンから除く内部機構、絵画、12星座、古代ギリシャの彫刻、探検者たちの航海といった歴史や文化を称えるデザインが描かれています。

 


⑧総括

いかがでしたでしょうか?
ヴァシュロン・コンスタンタンの始まりから今までを簡単にご紹介いたしました。ヴァシュロンが創業した当時の日本はまだ江戸時代で大飢饉や洪水に悩まされていた時代でした。
ランゲ&ゾーネの時もそうでしたが、生まれ持った素質や才能という物を持っていたからこそ、現代のようなコンピューターやテクノロジーの無い完全手作業の時代に時計を一から作れたのではないでしょうか?どれほどの能力や技術があれば可能だったのか、私には到底計り知れません。
現在でも例えコンピューターとテクノロジーをもってしても時計製造というのは簡単なことではないでしょう。複雑機構やデザイン、防水性や精度といった全ての要素が組み合わさって1本の時計が完成するのですから、職人さんというのは尊敬されるべき存在のように感じます。

時計は時を計るものという存在から、芸術や鑑賞、新たな資産といったその時代に合った存在へと移り変わっています。私にとって時計は、1つの憧れであり夢のある存在です。憧れの時計を腕に巻いた生活を送ったり、事あるごとに眺めたりといろいろな楽しみ方をしたいと思ってます。

皆様も是非、自分に合った最高の時計を1つ見つけて頂きたいです。
時計という時代や世代を超えた人類最高の発明品は、今まで以上の歴史を皆様とこれからも歩み続けるでしょう。

投稿者プロフィール

小山 亮介
OKURA事業部、販促企画担当。
大学卒業後、接客業を経てOKURAへ入社。
youtuberの時計企画で時計の魅力に染まり、店舗在籍時は時計担当に従事。
好きなブランドはウブロ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ランゲ&ゾーネ、ロレックス
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