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バッグの素材。あなたなら、どれが欲しい??
2022年08月22日

皆様のお持ちのバッグはどのようなものでしょうか?
という質問にお答えいただくのは、非常に難しいかと思います。
古今東西、発売されてきたバッグはもはや星の数ほど存在します。大小はもちろん、色や柄といったデザインまで幅広いため、様々なニーズや世代・性別に分かれた人気による展開もございます。

かく言う私も、バッグは結構好きで休日には時々正規店をはじめ、ブランド買取・販売店へお邪魔させていただいては、色々見ながらウィンドウショッピングをするのが最近の楽しみです。
バッグというのは当然のように歴史も長く、上記のように種類も豊富なため奥が深いです。同じ型でも色やサイズ、素材をとことんにまでこだわる方もいれば、とにかくこの有名なバッグが買えれば色や素材は気にしないという愛好家の方までいます。
特にエルメスは、廃盤・現行問わず多くの生地が存在しております。生地が違うだけで見た目も印象も使用感も変わり、使い続けることで出来る後年の味も全く違います。

そんなバッグを、私の価値観で表しますとまさに「1人の人物」のように感じます。
環境や育ちによって人がそれぞれ違うように、持つ人や使い方が違えば色や味が違ってくる。バッグとは、その人の写し絵のような存在に感じます。
私も欲しいバッグがいくつかあります。ビジネス用とプライベート用で使用したいバッグを探していると、やはり気になってくるのは生地でした。なるべく長く使いたいものでもありますので、素材はしっかりをしたものを選びたくなるのは、皆様も経験があるかと思います。特にバッグを主流とするブランドは多数あり、その数だけ加工や技術も違ってきます。ハイブランドともなれば、自然と価格も高くなりますので、しっかりと吟味したい部分ですよね。

そこで今回は、有名バッグブランドが取り入れている生地とはどんなものがあるのか、調べてみました。
名前や存在は知っていても、その詳しい情報や強味・弱味までは詳しく知っている方も少ないかと思います。
もし、近々にバッグの購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、参考になるようなるべくわかりやすくかつ重点を踏まえてご説明できるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

早速行ってみましょう!!!


生地の種類とその特徴

バッグの歴史を紐解くのは途方もない時間が必要となります。バッグという名前ではなく、物を入れるための布の袋類が歴史上で登場したのは13世紀にオモニエールという巾着袋として登場した説があります。13世紀といえば、日本はまだ鎌倉時代。皆様が学生時代に歴史の勉強をしたときに耳にしたことがあるであろう、あのチンギス・ハンが活躍していた時代です。この頃はまだ帯に紐でつるしていた時代でしたが、これがのちのバッグの原型と言われているそうです。
長年の間、盛んに使われていたオモニエールという巾着袋は、19世紀に入ると革製以外のズックという麻布で作られたものが登場したことで、様々なバッグ類へと枝分かれしていき、現在のような形へと進化していきました。

バッグで最も思い浮かべやすい生地といえば、やはり革製品ではないでしょうか?
現代の加工技術により、革製品は様々なバッグに活用されており、低単価でありながら高品質はもはや当たり前の時代となりました。では、一口で革製品といってもたくさんの種類があります。今回は合皮を除いた本革と呼ばれる天然皮革について、取り上げていきたいと思います。

1. 牛革

革製品というのは、一般的に牛革を指すそうです。そのため、牛革以外が使われている場合は、その革の種類で呼ばれます。
牛革は世界で最も安定して生産されていることや、牛一頭当たりから採取できる革の面積が大きいことから広く用いられているとも言われています。また、牛の成長度合いやオス・メスによっては柔らかい革や硬く頑丈な革まで、様々な性質の革が取れることから、使用用途も幅広く存在します。

牛革のもう一つの特徴として、耐久性に長けているため長持ちすることです。
牛革は表面に凹凸が少なく、革の厚みも一定であることから耐久性が強いとされています。また、牛革は牛の種類や年齢、採取した部位によっても特徴が異なるため、耐久性が高いうえで使用用途に合わせた素材として使用できることから、個性豊かな商品へと加工することが出来ます。

最後の特徴として、牛革は加工がしやすいという点があります。
最高級バッグブランドで有名なエルメスでは、廃盤となった牛革も含めると、種類だけで30種類以上存在します。そのほとんどで型押しやプレス加工が施されております。バーキンの伝説として、時々耳にするもので私が最も衝撃的だったものは、日本のとある番組でエルメスが開発したバーキンというバッグの名前の由来となった女優、ジェーン・バーキン氏が行ったとある行動でした。

2008年に当時アイドルグループとして時代の象徴だったSMAPさんがやられていた番組、SMAP×SMAP。その番組内で大人気企画となっていたビストロSMAPというコーナーでは、ゲストをお呼びしてその方のオリジナリティあふれるオーダーに対して、SMAPさんもオリジナリティあふれる料理を披露するという大勢の人から愛された企画でした。
勝利チームには素敵なご褒美として頬へのキス、もしくはゲストが用意したプレゼントが送られるという内容でしたが、ジェーン・バーキン氏はその名の通り、エルメスのバーキンを用意して勝利チームに贈呈しました。
その時の場面で、勝利チームがバーキン氏に使い方をお聞きしたところ、聞くや否や入口を強引に広げ、叩く蹴るはもちろん、最終的には床に叩きつけるとジャンプして両足で踏みつけるという荒々しさをテレビで見せました。当時で既にバーキンは大変希少性が高く、エルメス正規店に赴いてもそう簡単に買えるものではありませんでした。更に値段も高価だったことからSMAPの皆さんはもちろん、テレビを見ていた視聴者の方たちもかなり驚かれたことでしょう。

こういった行動は一見相応しくないようにも見えるかもしれませんが、バーキン氏は誰よりもバーキン並びにエルメスの革製品全般を理解しているからこそ出来ることでもあります。
バーキンに限らず、エルメスの革製品は非常に丈夫であり、しっかりとした手入れや保管をしていれば、子の代・孫の代まで受け継ぐことだってできます。バーキンをはじめとしたエルメスの愛用者の中には、ご両親やご祖父母様より受け継いで使用されている方も大勢いらっしゃいます。格式はもちろん、歴史も値段も一流のエルメスは、確かに最高級品ではありますが、長い目で見るならばコストパフォーマンスは決して悪くないと私は思います。

2. ラムスキン

ラムといえば、ジンギスカンを思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います。
その名の通り、ヒツジの革を指しており、それを使ったバッグはこの世には多く存在します。革製品において、一般的にラムスキンと呼ばれる生地は非常に柔らかく、手触りもシルクのような感触です。価格も高級の上をいく最高級ランクと言われており、シャネルやセリーヌといった女性人気の高いバッグに使われています。
また、ラムスキンは牛革と比べて流通数が少ないことや、ヒツジ一頭から取れる量も少ないことから製作できる数も限られてきます。というのも、ラムスキンは1歳未満の子羊の革を使用しており、そもそものサイズが小さいことから流通が少ないため、希少性が高まっているというのが現状です。

また、牛革に比べてラムスキンは非常に傷がつきやすい素材としても有名です。上記にもありますように、手触りはシルクのように非常に柔らかいため、少し硬い物が当たってしまったときや、爪でひっかいてしまうといった少々のダメージでも傷がついてしまいます。水分にも弱いという性質から、牛革に比べると普段使いや家族間での継承には不向きとも取れてしまいますが、革製品はどれも使用による経年変化(これをエイジングと呼ぶ)を楽しむことも一つの醍醐味です。
同じ個体がいない動物から取れる生地を使用していること、製造された後の経緯が違うこと、そして使用している人が違うこと、これら全てによってエイジングが変わってきます。そういった要素が新品中古関係なく人々から愛される大きな理由の一つであると私は思います。

ラムスキンも牛革同様にヒツジの年齢によって種類が変わります。ヒツジが1歳以上であると、シープスキンという名前の生地になります。こちらはラムスキンほどではありませんが、柔らかい質感にしなやかな手触りが特徴で、こちらも高級品として扱われています。シープスキンはロエベでよく用いられており、コートをはじめとしたアパレルやハンドバッグに使用されています。
希少性が高く最高級品と呼ばれてはおりますが、やはり流通している商品となるとラムスキンが目立ちます。特にラムスキンを扱っていることで有名なブランドがシャネルであり、シャネルは多数のラムスキンを使用したバッグや小物を発表しており、メジャー商品として扱われております。

ラムスキンのもう一つの特徴として、牛革に比べて比較的軽いため、大小に関わらず荷物を入れても重さを感じないと言われております。また、光沢もあるので色味を楽しんだり高級感を感じることもできます。牛革に比べてマットで滑らかな仕上がりとなっているため、手入れをしっかり行って普段使いを楽しみたい方にはうってつけな素材であると言えます。

3. オーストリッチ

オーストリッチとは、世界最大の鳥類にして羽ばたくのではなく走ることに特化した鳥であるダチョウから作られる革を指します。その独特な見た目から一目で判断できること、牛やヒツジに比べて生体数も少ないことから非常に珍しい生地として有名です。
オーストリッチの元となるダチョウは牛やヒツジと違い、自然界に生きているため生態系を守るという面から見ても確保できる数が相当限られてしまいます。ワシントン条約でもオーストリッチは該当するため、扱う目的や国際取引に関する規制が厳しいことから、革製品を扱う業界からは一級品の希少性とランク付けされています。

オーストリッチは一頭から取れる革のうち、40%ほどしか取れないと言われており、大きな魅力の一つとして牛革を超える丈夫さと軽さを兼ね備えているという点です。オーストリッチの構造が立体的であることから柔軟性も高く、牛革の5倍から10倍の耐久性を持つとも言われています。そして最大の特徴が、表面に表されているドットのような模様です。これはクイルマークと呼ばれており、ダチョウの毛穴が作り出している模様です。このクイルマークは、他のレザーには見られないオーストリッチ唯一の模様でもあります。

オーストリッチはそのエキゾチックな見た目から根強いファンが多いですが、かなり個性的なため使う人を選ぶ場合や使う側も選ぶことが多いです。私が銀座本店で接客に勤めていた際も、質が良く見た目も個性的ではありますが、やはり革製品は牛革、という革製品の固定概念もまた根強いため、通な人が選ぶワンランクもしくはツーランク上という扱いや、バッグという存在に慣れている方が使う特別なバッグ、にも感じます。
逆を返せば、オーストリッチはエルメスでも代表的なエキゾチックレザーですので、他と差をつけたいという個性を全面に出したい方にはとてもオススメです。

4. ガルーシャ

今回、この記事を書くにあたって普段よりお世話になっている弊社のバッグやアパレル関係に強い方にお聞きしたところ、興味深い返答を頂きました。そのうちの一つが、こちらのガルーシャという生地でした。
全く聞いたことのない生地だったため、最初はその響きから子供に人気のゲームに出てくるモンスターの名前かと思ってしまいましたが、実はとても古くから使われていて希少価値も高いと言われている生地だそうです。

ガルーシャとは赤エイの革を加工して作られる、いわば海の幸ならぬ海の生地なのです。
18世紀ごろからにヨーロッパにて大流行した歴史を持ち、元々の由来はその時代のエイ革を使用した鞘(刀を収める筒状の入れ物)職人の名前から来ているそうです。ガルーシャは100年使える頑丈さを持つと言われており、究極のコストパフォーマンスを誇っています。また、赤エイから取れていることもあり水にも強い性質を持ち、日焼けや型崩れもしないという万能性を兼ね備えており、ほとんど手入れをする必要がないとも言われています。

ガルーシャの見た目は、ビーズを散りばめたようなエイのウロコである丸い粒上の突起物が集合している生地で、自然な光沢を楽しむことが出来る特殊な生地です。エイは古来より縁起の良い魚として親しまれており、ラッキーフィッシュと呼ばれるなど国内外問わずエイを使って運気を上げると言われています。
そういった歴史から、国内外でガルーシャを使用した財布が多数存在しています。ボッテガヴェネタが過去に販売したガルーシャ生地の財布はとても人気で、2022年8月16日現在でも楽天のネット通販にはごくわずかしか出品されていません。

また、ガルーシャは加工時に針を通そうとすると針が折れてしまうほどの強度を持つことから、相当の加工技術が必要となります。そのため、赤エイの個体数による流通数、そして加工技術を持つ職人の数といった状況により、市場に出回る数が相当限られてしまいます。その結果、ガルーシャという生地に対する知名度が低いことや、ガルーシャを扱っているブランド数が牛革やラムスキンほど多くないことから、なかなかお目にかかれないという現状が生まれております。
私の方でも弊社の過去の出品やデータを遡りましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。そのため、いつものようなコラム用のお写真を用意することが出来ませんでした・・・。

5. エレファント

こちらは読んでそのままなのでわかりやすいかと思いますが、象の革を指します。
象の革は上記にありますオーストリッチのようにワシントン条約の制限にあたる生地であり、恐らく現存する動物性の生地の中で最も厳しい規制がある生地でしょう。現在輸入が可能な地域はアフリカの南部にありますジンバブエというところで取れる生地のみであり、輸入にはかなりの数の手続きが必要であることから、数あるエキゾチックレザーの中でも群を抜いて貴重であると言われています。

エレファントレザーの特徴として、部位によって生地の表面が違うという点です。胴体はもちろん、エレファントレザーは象の特徴でもある長い鼻や大きな耳も使用する為、良く動く部位から採れる生地は特にしわの深みがあるという特徴を持ちます。手触りも牛革に加工を施したヌバックという種類に似たマット感のあるものが多いそうですが、しなやかな感触も特徴だそうです。
上記にありますように、エレファントレザーはその希少性の高さから数が限られます。エレファントレザーの加工技術や染色技術自体も少ないことや、その希少性から加工をするよりも素材そのものを活かすことで価値を損なわないという考えから、エレファントレザーは他の動物性の革のようなバリエーションの多さはありません。

エレファントレザーは象の性質上によるものなのかひび割れが起こりにくい素材と言われており、保湿等を必要としないという一風変わった特徴があります。それ以外は牛革などと変わらず、水分は天敵となるため濡れてしまったら早急に乾拭きをして水分をとり、陰干しをするなどのメンテナンスが必要です。ほとんどの革で言えることかと思いますが、ドライヤーなどの急速乾燥は革の風合いを損ねる原因となりますのでご注意ください。

現在、エレファントレザーを使用した商品はエキゾチックレザー専門店を中心としたブランドが販売しており、過去にはエルメスでもエレファントレザーを使用したケリーやショルダーバッグなどが販売されておりましたが、現在は扱っておりません。エレファントレザーを使用したエルメスの商品で現在確認できるものだけでも30年以上前の刻印がされているため、そのヴィンテージ性と希少性がお分かりになるかと思います。

このように、採取できる生地の量や輸入に関する制限、価格性も相まったこともあり、今ではなかなかお目にかかれません。ネット通販やエキゾチックレザー専門店であれば検索次第で確認はできますので、気になった方は一度検索をしてみてはいかがでしょうか?

6. パイソン


エキゾチックレザーの中で一番サイズが小さい動物かもしれないパイソン生地。こちらはヘビを使用した生地となっており、表面に小さなウロコと生々しい色合いが特徴です。
パイソン生地には人気の種類が3つ程存在し、まず一つがダイヤモンド・パイソンと呼ばれる生地。こちらはアミメニシキヘビという種類のヘビから採れる生地だそうです。日本国内での流通量が最も多く、パイソン生地と聞いて一番に思い浮かべるのがこちらかと思います。ダイヤモンドという名の通り、ダイヤの形をした斑紋(まだら)模様があるところからそう呼ばれています。ヘビの体長は10mにも及ぶものを使用しているため、丈夫で鮮やかなウロコは野性味のある自然な美しさも兼ね備えています。

もう一つの生地がモラレス・パイソンと呼ばれる生地です。こちらはビルマニシキヘビとインドニシキヘビという種類のヘビから採れる生地で、大小様々な形をしたウロコが不規則に並ぶ模様が特徴です。その個性的な模様から日本はもちろん、ヨーロッパのファッション業界でも人気な革です。
ダイヤモンド・パイソンよりも体長は短いですが、胴回りが太いため革も丈夫なことからバッグやベルトといったレザーアイテムによく使用されています。また、日本ではこちらの生地を使用した有名なものが古くからあります。それが、皆様も一度は聞いたことがあるであろう沖縄で作られている沖縄三味線です。

最後の一つがレッド・パイソンと呼ばれる生地です。こちらはショートテールパイソンという種類のヘビから採れる生地だそうです。体全体が赤く、しっぽが短いことからこういう名前で呼ばれており、ヒイロニシキヘビとも言います。赤い色をしておりますが、様々な色に染めることも可能です。パイソン独特の斑紋模様はありますが、上記のような美しさはないため染色や仕上げを施すことがほとんどだそうです。

パイソン生地にはほかのエキゾチックレザーにはないウロコ模様が一番の魅力です。明るめなツヤを出す仕上げはもちろん、静かめなマット仕上げもされるためその使い道は万能です。そのため、パイソン生地はルイヴィトンをはじめとしたグッチやフェンディといったヨーロッパのブランドで多く取り扱われています。
全体をパイソン生地で作成するのではなく、バッグや財布の一部にパイソン生地を当て込むことでアクセントをつけたりとアレンジの加わった作品も数多くあります。

7.リザード


パイソンに似た細かい粒のようなウロコ模様が特徴の生地で、トカゲの革を使ったクロコダイルに並ぶ代表的なエキゾチックレザーです。
汎用性も高いことから、バッグはもちろん財布やベルト、名刺入れなどの小物にも使われる万能な生地です。リザード生地は主にトカゲから採れる生地ですが、現在確認されているトカゲの種類が4000種類ほどに対して、革製品に使用することが出来るトカゲの種類はわずか3種類と言われており、こちらもまたワシントン条約の規制により希少性の高い生地となっています。

知名度で言うとクロコダイルやパイソンに比べてまだまだ劣りますが、きめが細かく美しい革の品質はかなり高く、クロコダイルと同レベルとも言われております。また面白いことに、希少性の高い生地でありながらクロコダイルに比べて価格は安価なのです。現在は価格が安定していますが、今後の生息数や規制が変わった際は更なる価格高騰が起きる可能性もあります。

リザード生地のほとんどはツヤを出す加工がされています。ウロコが小さいことから派手さは抑え気味に繊細な雰囲気を取り入れたい人に最適な素材です。牛革などと比べて圧倒的に傷に強く、手入れもしやすいため革に詳しくない方でも安心して使えます。
パイソン生地でも同じことが言えますが、リザード生地にはバックカットとフロントカットと呼ばれる2種類のカット方法により作られています。フロントカットは腹部を切り背中側を利用するのに対して、バックカットは背中を切り腹部を利用することを指します。腹部と背中で模様も違うため雰囲気も変わってくるため、使用される品目も様々です。

上記の画像にありますエルメスのコンスタンスには、特徴的な丸い斑紋があるのがおわかりになりますでしょうか?
こちらはリングマークと呼ばれており、トカゲの背面にある斑紋です。このマークがあることから、リングマークトカゲとも呼ばれております。この斑紋を活かした革の加工がされる場合と、斑紋を除去して均等に染める加工の2種類があり、斑紋を残すことでより自然実のある野生的な雰囲気のある生地が作れます。また斑紋を消すことで、スマートで洗練されたシティ風な雰囲気のある生地にもすることが出来ます。
加えて、リザード生地は時計のベルトといった小物でも使われるため、細かな生地が残ってしまっても余すことなく使用できることから、安定した供給が実現しています。

リザード生地は養殖したトカゲからではなく、野生のトカゲからのみ採れる生地の為、今後何かしらの影響により乱獲が起こってしまった場合、価格も高騰し入手が困難となります。革の品質や耐久性は申し分ない物ばかりですので、是非ご検討されてみてはいかがでしょうか?

8. ワニ革(クロコダイル/アリゲーター)


エキゾチックレザーの中で恐らくNO.1であろう生地こそ、こちらのワニ革ではないでしょうか?
動物性の革ではまさに頂点へ君臨するほどに世界中の方から愛されている生地であり、多くのブランドが多くの品目で最高級品として取り入れている、まさに憧れの生地といえるでしょう。
クロコダイルもアリゲーターも同じワニ革ですが、細かく分けるとそもそものワニの種類の違いがございます。クロコダイルは上から見ると口の形がU字の形、アリゲーターは上から見ると口の形がV字の形となっているのが最も分かりやすい見分け方になります。
生地としての見分け方ですと、クロコダイルには穿孔と呼ばれる感覚器官があります。これは生地にも表れており、画像左側の商品をご覧頂くと分かるかと思いますが、小さな点のようなものがウロコについているのがお分かりになりますでしょうか?画像右側の商品であるアリゲーターにはこちらの穿孔という小さな点が無く、またウロコの大きさが少々大きいのが特徴となっております。

ワニ革は牛革よりも強度が高いため長く使用することも可能であり、独特な経年変化が起こるため長く愛されて使用されています。軽くてしなやかな性質も持っているため、利便性の高さも有名です。ワニ革=高級品というイメージは誰しもが持っているかと思いますが、実は一概に全てのワニ革が高級品であるとは言えないそうです。
パイソン生地やリザード生地の際にも登場しました斑紋。この斑紋の形や並び、大きさなどの状態によっては仕入れ価格が変わってくることから、全てのワニ革が必ずしも高級品ではないというのが現実だそうです。

野生のクロコダイルやアリゲーターもワシントン条約により生体そのものが保護されているため、製品となることは少なく、ほとんどが養殖によるものだそうです。クロコダイルは牛やヒツジなどと違い、どう猛な性格により集団で飼育を行ってしまうと、ケンカが発生して強靭な歯と爪で傷つけあってしまうことから、一頭ずつ部屋に入れて飼育するそうです。製品として利用できる大きさになるまで2~3年はかかるため、こうした環境の確保や条件を備える必要があり、一頭のワニを育てるには相当な手間と時間を要することから、価値が高いと言われております。

こうした厳重な飼育環境の中で育てられたワニが製品となります。光沢のある艶やかな仕上げは宝石のような輝きを放ち、控えめで淡い雰囲気のある落ち着いたマット仕上げは、しっとりとした柔らかな印象を持たせてくれます。共にバッグや財布、小物入れにベルトと様々な場面で使用されており、ワニ革の財布は特に人気が高いです。
というのも、ワニの性質で一度口で捕らえた獲物は逃がさないほどに強靭なアゴを持っています。そのことから金運を離さない縁起物としてワニ革は昔から愛されています。財布といえばお金に最も近い小物であり、バッグに比べるとサイズも小さいことから相場価格も低めですので初めてのワニ革にはうってつけかと思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介した生地以外にも豚の革を使用したピッグスキン、ヤギの革を使用したゴートスキンなど、様々な動物から採られる革が存在致します。
どれも革製品としてとても有名で、様々なブランドで使用されています。その中から今回ご紹介した生地の中に、皆様がご存じだった生地はいくつございましたでしょうか?定番の生地もあれば、初めて聞く生地もあったかと思います。

今後のお買い物の際には、生地の特徴や見た目からお好みのバッグや財布といった小物をお選びいただいてみてはいかがでしょうか?生地によって染色をしても風味や色合いが違ったり、雰囲気もガラッと変わるなどお楽しみいただける幅も広がります。また、全てにおいてエイジングが綺麗に進むことで、自分が使用したという独自の色や風味が加わります。
革製品は自分色に染めるというまさに表現通りの楽しみがありますので、皆様にも是非革製品を楽しんでいただきたく思います。

投稿者プロフィール

小山 亮介
OKURA事業部、販促企画担当。
大学卒業後、接客業を経てOKURAへ入社。
youtuberの時計企画で時計の魅力に染まり、店舗在籍時は時計担当に従事。
好きなブランドはウブロ、ヴァシュロン・コンスタンタン、ランゲ&ゾーネ、ロレックス
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