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訪問着はさまざまな場面で着られる着物です。一方で、具体的にどういった場面で着られるのか知らないという人も多いでしょう。
この記事では訪問着を着る機会がないと感じている人のために、訪問着を着られる場面についてご紹介します。また着る機会がない訪問着をお得に処分する方法も併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそも訪問着とはどんな着物?
訪問着は、女性用着物の種類の一つです。その名の通り、出かける際に着る着物として、さまざまなシーンで活躍します。ここでは、訪問着の概要をご紹介します。
訪問着は広げると、襟から肩までつながった一枚の絵のように見える絵羽模様が特徴です。花や鳥・縁起物など、華やかな柄が描かれることが多いです。
訪問着は略礼装にあたる着物ですが、紋(家紋)が入ると「準礼装/正礼装」に格が上がります。また振袖や留袖と異なり、年齢や独身・既婚などの区別なく誰でも着られるという点も特徴の一つです。
訪問着を着る機会はいつ?

ここでは、訪問着を着る機会の例を7つご紹介します。
結婚式・披露宴への出席時
知人や友人の結婚式や披露宴は、訪問着を着る機会といえます。基本的に紋なしの訪問着を着ての出席で問題ありません。
ただし、紋がある方が格が高いとされているため、よりフォーマルな印象を与えたい場合は、紋が入った訪問着を選びましょう。特に既婚者やスピーチをする予定がある人などは、紋ありの訪問着を着ることをおすすめします。
また地域ごとで訪問着の格についての考え方が異なる点には注意が必要です。知らない間に失礼な印象を与えてしまうことがないよう、事前に確認しておくとよいでしょう。
結納
結納の際にも、訪問着が活躍します。自身の結納だけでなく、子どもの結納に親として同席する際にも着られます。
特に簡略化された略式結納では、訪問着でも問題ありません。柄として縁起物があしらわれている物など、おめでたい席である結納の場に合った訪問着を選択するのがおすすめです。
ただし、正式結納に新婦として出席する場合は、訪問着よりも正礼装である振袖を着るのがマナーとされている点には注意が必要です。また地域によっては、訪問着よりも振袖を着るのが一般的な場合もあります。
子どもや孫のお宮参り・七五三
訪問着は、子どもや孫のお宮参り・七五三などで神社に出向く際の衣装としても適しています。お宮参り(初宮参り)とは、子どもの生後30日前後で初めて神社へ行くことです。
また子どもの成長を祝う行事である七五三でも、神社へ行く人が多いでしょう。神社への参拝では、派手すぎない色の物や落ち着いた柄の物を選ぶのがおすすめです。
入学式・卒業式などの式事
子どもの入学式や卒業式などの「式事」も訪問着を着る機会の一つです。フォーマルな場のため、古典的な柄でかつ淡い色の物を選ぶとよいでしょう。
なおあくまでも式事の主役は、子どもです。目立ちすぎないコーディネートでまとめることを意識しておきましょう。
お茶会(茶事・初釜など)
お茶会や茶道の習いごとをしている人は、普段のお稽古や行事の際に訪問着を着てみましょう。初釜とは、年が明けて最初に行われるお茶会のことです。
お茶会に着ていく場合は、派手な物や華美な物は避けて、上品な雰囲気の物を選ぶのがおすすめです。茶道で大切な「侘び寂びの精神」に合った訪問着を選ぶ必要があります。
またお茶会の開催時期や会の主旨ごとに訪問着を変えると、粋な着こなしができるでしょう。
祝賀会・パーティー
さまざまな祝賀会やパーティーなどでも、訪問着を着られます。同窓会などのセミフォーマルなシーンで着るのもよいでしょう。
セミフォーマルやカジュアルな場では、華やかな雰囲気に合わせるためにも、明るい色の訪問着を着ることをおすすめします。一方で、フォーマルな場では落ち着いた上品な柄の訪問着を選ぶのがおすすめです。
参加する場面に合う訪問着を選ぶということが大切です。
観劇
歌舞伎といった伝統芸能や舞台などを観劇する際に、訪問着を着るのもおすすめです。和服である訪問着を着ることで、非日常的な雰囲気をより感じられるでしょう。
また芸術を楽しむ場は、個性的な着こなしに挑戦できるよい機会です。フォーマルな場では着る機会がない華やかな柄やモダンな柄など、自身の好みの柄に挑戦してみるとよいでしょう。
着る機会がない訪問着を売却する方法

訪問着は幅広く活躍する着物ですが、着る機会がほとんどないという人もいるでしょう。訪問着は繊細な素材を使用している物のため、自宅で保管する場合はこまめに手入れをする必要があります。
そのため、着る機会が少ない訪問着は保管するのではなく、売却することをおすすめします。ここでは、おすすめの売却方法についてご紹介します。
リサイクルショップ
訪問着などの着物は、リサイクルショップに買取してもらえます。店舗数が多く、気軽に利用できることが、リサイクルショップに買取してもらうメリットです。
またその場で買取してもらえるため、すぐに現金化できることも魅力の一つといえるでしょう。
一方で、リサイクルショップは、着物買取の専門店ではないという点には注意が必要です。着物に詳しいスタッフが少ないことは、デメリットといえるでしょう。
着物に詳しくないスタッフが査定を担当した場合、訪問着の買取価格の相場よりも低い価格で買取される可能性があります。
オークション・フリマサイト
オークションやフリマサイトで訪問着を売却するのも方法の一つです。自身で販売価格を設定できることがメリットです。
一方で、出品手続きから価格交渉・梱包・発送など、売却に関わる全ての作業を自身で行わなければならないことは、デメリットといえます。手間がかかる売却方法のため、時間に余裕がない人にはおすすめできません。
着物買取専門店
訪問着を売却する際は、着物買取専門店に買取してもらうのがおすすめです。リサイクルショップとは違い、着物のプロが査定してくれることがメリットといえます。
適正価格で買取してもらえることが期待できるでしょう。また店舗持ち込みを選べば、その場で現金化できます。
一方で、リサイクルショップよりも店舗数が少ないことがデメリットです。自宅近くに着物買取専門店の店舗がないという人も多いでしょう。
近くに店舗がない場合は、宅配買取や出張買取などのサービスを利用することをおすすめします。店舗に出向くことなく訪問着を買取してもらえます。
まとめ
訪問着は、幅広いシーンで活躍してくれる着物です。場面ごとでマナーがあるため、訪問着を着る際は注意しましょう。
なお訪問着を保管しているが、なかなか着る機会がないという人もいるでしょう。その場合は、着物買取専門店に買取してもらうことをおすすめします。
着物買取専門店のおお蔵では、訪問着の買取を行っています。店頭買取はもちろん、宅配買取や出張買取にも対応しているため、自宅近くに店舗がない人でもサービスをご利用いただけます。
着る機会がない訪問着を持っている人は、ぜひおお蔵へご相談ください。
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