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留袖とはどういった着物?留袖の種類や合わせる帯などについてご紹介
2023年01月31日

留袖は着物の種類の一つです。一般的に結婚式などで新郎・新婦の母親や姉妹といった、親族女性が着る物として知られています。なお留袖の中でも黒い物は「黒留袖」それ以外の色の物は「色留袖」と呼ばれます。

両者の特徴や違いについてよく理解していないという人もいるでしょう。この記事では留袖の概要について詳しくご紹介します。

留袖の基本情報

着物は形や柄の入り方、格などによっていくつかの種類に分けられます。中でも留袖は裾のみに柄が入っていることや、袖が短いことなどが特徴の着物です。また既婚女性が着る着物の中で、最も格式が高い着物であることも特徴の一つといえるでしょう。

江戸時代では、女性が結婚を機に着物の袖を切る習慣がありました。しかし、縁を切ることを連想させて縁起がよくないことから、縁を留めるという意味で留袖と呼ばれるようになったといわれています。

現代では礼装として冠婚葬祭で着用することができ、主に結婚式や披露宴で親族が着用する着物として覚えている人もいるでしょう。なお裾には「絵羽模様(えばもよう)」と呼ばれる、一枚の絵のようにつながった豪華な模様が入っています。

訪問着など、他の着物と留袖の違いが分かりにくい場合は、絵羽模様の有無で見分けられるでしょう。

留袖の種類1:黒留袖

留袖のうち、地の色が黒い物を黒留袖と呼びます。ここでは黒留袖の特徴について詳しくご紹介します。

黒留袖の概要

黒留袖は最も格式の高い、第一礼装と呼ばれる着物です。結婚式では新郎・新婦に近い立場にある、親族の既婚女性だけが黒留袖を着ることができます。一方で、既婚であっても、ゲストとして招かれた友人や知人が着用するのは、マナー違反に当たる点には注意が必要です。

黒留袖の方が色留袖よりも格が高いとされている理由として、西洋の礼装の色が黒であることが影響しているという説があります。ただし、黒留袖は落ち着いた色ではあるものの、豪華な絵羽模様が入っており、華やかな印象の物も少なくありません。結婚式において招待客に敬意を表しつつ、お祝い事に花を添えられる着物です。

柄は伝統柄をモチーフにした物からモダンな物まで、さまざまな種類があります。若い人は華やかな物、年齢が高い人はシンプルで落ち着きのある物を選ぶとよいでしょう。

また結婚式で着る黒留袖は、比翼仕立ての物がおすすめといえます。比翼仕立てとは、着物を二枚重ねているように見せるために、袖口や裾などに「比翼地」と呼ばれる生地を縫い付ける仕立て方法のことです。現在は比翼仕立ての黒留袖が主流ですが、古い物には比翼地がついていない物もあります。

紋の数

基本的に黒留袖には、最も格が高い五つ紋を入れます。留袖に入れる家紋に関しては、結婚後に作った留袖であれば嫁ぎ先の家紋、結婚前に作ったり実家が贈ったりした物の場合は、実家の家紋にするのが一般的です。

留袖の種類2:色留袖

ここからは留袖の種類の一つである、色留袖の特徴についてご紹介します。黒以外の留袖は全て色留袖と呼ばれることを押さえておきましょう。

色留袖の概要

格式が高い着物でありながら、色の種類が豊富なため華やかな色彩を楽しめることが色留袖の特徴として挙げられます。黒留袖と同様、かつて色留袖を着られるのは既婚女性のみでしたが、近年では未婚女性も着用できる位置づけに変わっています。

特に結婚式では、親族に未婚の女性がいることもあるでしょう。未婚女性は黒留袖を着られないため、色留袖を選ぶことになります。なお結婚後も着られることから、長く愛用できる点も色留袖の特徴の一つです。

また紋の数や仕立てによって着られるシーンが増えることも、色留袖の特徴といえるでしょう。場合によっては、お茶会や友人・知人の結婚式で着用することも可能です。

ただし、あくまでも色留袖は格式の高い礼装であるということは覚えておきましょう。基本的に、カジュアルなシーンには不向きという点は押さえておく必要があります。

紋の数

色留袖の紋の数は、黒留袖ほど厳格なルールはありません。黒留袖には五つ紋を入れるのが一般的であるのに対して、色留袖には無紋の物から五つ紋の物まであります。

五つ紋で比翼仕立ての物であれば、黒留袖と同格の礼装として着用可能です。三つ紋であれば、親族の結婚式に加えてお茶会やパーティーなどにも着られるため、活用できる幅が広がるでしょう。

一つ紋の色留袖に関しては、友人・知人の結婚式に招待客として出席する場合でも着用可能です。色留袖を仕立てる際は、着用したいシーンに合わせて紋の数を調整するとよいでしょう。

留袖に合わせる帯や小物はどう選ぶ?

着物の種類によって合わせる帯や小物にもルールがあります。ここでは黒留袖と色留袖それぞれの帯や小物のマナーについてご紹介します。

黒留袖に合わせる帯や小物

着物のルールでは、着物の格式に合わせて帯や小物を選ぶことが大切です。黒留袖には原則として、袋帯か丸帯を合わせます。中でも軽くて扱いやすい袋帯が近年の主流です。

お祝い事にふさわしい雰囲気を出すため、帯の地色は金・銀・白で、柄は格式の高い吉祥文様などを選びましょう。帯の結び方は、二重太鼓が定番です。また帯締めや帯揚げに関しては、白の礼装用の物を合わせるというルールがあります。長襦袢や足袋なども白でそろえましょう。

なお黒留袖に合わせる履物は、草履です。草履は台が高いほど格が高いとされているため、最低でも4cm以上の草履を選びましょう。金・銀・白を貴重とした物で、台と鼻緒が同色または同素材の物を選ぶことをおすすめします。

さらに、礼装である黒留袖を着る際は「末広」と呼ばれる祝儀用の扇子を持ちます。金・銀のリバーシブルになった結婚式用の物を選ぶことがポイントです。

色留袖に合わせる帯や小物

第一礼装として親族の結婚式などで色留袖を着る場合、合わせる帯や小物は黒留袖とほぼ同様と考えましょう。帯は袋帯で、色は金・銀・白が一般的です。柄は、吉祥文様や格の高い有職文様などを選びます。白の礼装用の帯締めや帯揚げを合わせる点も黒留袖と同様です。

一つ紋の色留袖のように準礼装として着る場合は、帯締めと帯揚げには白以外の色の物を合わせられます。ただし、結婚式で着用する場合は、金・銀・白が入った小物を合わせるのがおすすめです。お祝い事にふさわしい着こなしができるでしょう。

また友人や知人の結婚式などに色留袖で出席する場合は、新郎・新婦の親族も色留袖を着ている可能性がある点に注意が必要です。小物を選ぶ際は、親族の着物の格を超えないことを意識しましょう。

まとめ

留袖は、結婚式で新郎・新婦の親族が着る格式高い着物です。色によって黒留袖・色留袖の2種類に分けられており、黒留袖は既婚女性のみが着用できます。対して、未婚の女性も着られる色留袖は、紋の数によって着用シーンが異なる点が特徴の一つです。

なおご紹介した通り、留袖は着用できるシーンがある程度限定されている着物です。使用せずに保管し続けている人もいるでしょう。不要な留袖を保管している人には、着物買取専門店に買取してもらうことをおすすめします。

おお蔵では留袖や訪問着など、さまざまな着物の買取を行っています。シミや傷がある物でも買取しているため、ぜひお気軽にご相談ください。

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