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ブランド買取のOKURA(おお蔵)トップ コラム 久保田一竹の着物を高く買取してもらう方法とは?どういった人物だったのかもご紹介
久保田一竹の着物を高く買取してもらう方法とは?どういった人物だったのかもご紹介
2023年03月30日

久保田一竹とは幻と呼ばれた「辻が花」という染色技法を独自の方法で復活させたことで知られる人物です。優れた技術と自身の経験から生み出された作品は、国内外で高い評価を受けています。

この記事では久保田一竹の生涯や辻が花復活の経緯、作品の特徴ならびに代表作などをご紹介します。また高価買取してもらうためのポイントについても解説するため、ぜひご覧ください。

そもそも久保田一竹とはどういった人物?

久保田一竹は、室町時代を中心に隆盛を極めたものの、その後すたれてしまった幻の「辻が花染め」を現代に蘇らせた人物です。一竹の作品は「一竹辻が花」として世界で絶賛されています。ここでは久保田一竹の生涯や辻が花染め復活の経緯について詳しくご紹介します。

久保田一竹の生涯

まず久保田一竹の生涯について、年表形式で簡単にご紹介します。

久保田一竹は東京で生まれ、幼い頃から友禅や日本画を学びました。20歳のときに、室町時代に作られた辻が花の作品を見て心を奪われます。太平洋戦争に出兵し、一時はシベリアに抑留されるといった苦難の時を過ごしても、辻が花への情熱は衰えませんでした。

帰国後、1957年から研究を本格的に開始し、ついに辻が花を現代に蘇らせることに成功しました。久保田一竹の作品は国内外で高い評価を受けており、1990年には芸術面で大きな功績を挙げた人に与えられるフランス芸術文化勲章シェヴァリエ賞を、1993年には優れた文化活動が認められて文化庁長官賞を受賞しています。

幻の辻が花を復活

辻が花とは、室町時代から安土桃山時代にかけて隆盛を極めた絞り染めの技法です。高度な技法を使って作られる辻が花は、染めた上からさらに刺繍や金箔を使った装飾などを施されることもありました。

豪華で派手な物を好む安土桃山文化の発展に大きく貢献したといわれています。ところが江戸時代以降、友禅が登場すると手間がかかる辻が花はすたれてしまいました。

辻が花に魅せられた一竹は現代に復活させようとしましたが、技法について残された資料も少なかったことから、全く同じ物を復元するのは困難でした。研究の末、草木染めの染料の代わりに化学染料を使うなど、独自のアレンジを加えて発表されたのが「一竹辻が花」です。

久保田一竹の作品の特徴

久保田一竹の作品は、大胆な構図と高度な染色技術で色鮮やかなデザインを実現している点が特徴です。

一枚の生地を複数回にわたってさまざまな色で染め上げる辻が花の技法と現代の技術を融合させ、さらに独自の感性によって生み出されています。中でも「オーロラぼかし」と「一竹星」は、一竹辻が花ならではの表現といえるでしょう。

オーロラぼかしとは、化学染料を使用することで細かな色の表現ができることを活かしたオーロラ色のぼかしのことです。また久保田一竹の絞りの作品に入れられているコバルトブルーの小さな星は、一竹星と呼ばれています。オーロラぼかし、一竹星ともに一竹自身のシベリア抑留時の経験から生まれた意匠です。

久保田一竹の代表作は?

久保田一竹の作品は、海外でも展覧会が開催されるほど高い人気があります。ここでは久保田一竹の代表作を2種類ご紹介します。

1:光響

光響は、全80作品からなる久保田一竹最大のシリーズ作品です。四季折々の景色や宇宙を80枚の連作で表現するのを目的としており、まだ全ては完成していません。久保田一竹が亡くなった後も遺志が引き継がれ、残りの作品の制作が進められています。

実用的な着物というよりも光響はアート作品としての価値が高いです。山梨県にある久保田一竹美術館で見ることができます。

2:打掛「富士山/恩」

打掛とは花嫁が結婚式の際に着用する着物のことです。初代久保田一竹が手掛けた作品で、着物全体に富士山が色鮮やかにかつ大胆に表現されています。青や紫で表現された富士山からは、雄々しい印象を感じられるでしょう。

打掛「富士山/恩」も普段は、久保田一竹美術館にて展示されています。催事に貸し出されて一般公開されることもあるため、興味がある人はチェックしてみてください。

久保田一竹の着物を高価買取してもらうためのポイントとは

自身で購入したり譲り受けたりして久保田一竹の作品を持っているものの、着る機会がない場合は買取してもらうことも一つの方法です。

久保田一竹の作品でも、保存状態や付属品などによって買取価格は異なります。ここでは久保田一竹の着物を高価買取してもらうために押さえておきたいポイントについてご紹介します。

保存状態がよい

着物の保存状態は、買取価格を左右するポイントの一つです。特にシミや汚れがあると価値が下がってしまいます。着物をよい状態に保つためには、ときどき陰干しをするなど、着用していないときのメンテナンスが大切です。

久保田一竹の作品の多くが、湿気で傷みやすい正絹を使用しています。天候が理由で陰干しできない際は、タンスの引き出しを開けて換気するなど、こまめな手入れをしましょう。

また着物を包んでいる「たとう紙」も色褪せてきたら交換が必要です。たとう紙は着物を湿気やホコリなどから守る役割がありますが、和紙でできているため古くなると変色することがあります。

そのまま使い続けると、着物に汚れが移ってしまうことも考えられるでしょう。着物を陰干しする際に、たとう紙の状態も併せてチェックすることをおすすめします。

証紙・落款がある

久保田一竹の作品であることを証明する証紙・落款があると価値が上がります。証紙とは作者や素材など、着物に関する情報を記した小さな紙です。

着物を購入した際に付属している端切れなどに縫い付けられていることが多いです。一方で、落款とは着物に押される判子のような物であり、作者名などが記されています。

一竹作品と呼ばれる物には、初代久保田一竹・二代目久保田一竹・久保田一竹の工房によって作られた物の3種類があり、それぞれで落款が異なります。中でも特に価値が高いとされるのは、初代の物です。

証紙や落款から誰の作品かを見分けるのは、専門知識がないと難しい場合もあります。証紙や落款がある物は、着物の買取実績が豊富な業者に査定してもらうのがおすすめです。

人気の柄・デザインである

同じ久保田一竹作品でも、柄によって買取価格に違いがあります。人気が高いのは、柄が大きくてはっきりした物や繊細な物などです。特に細かな柄の表現には高い技術が要求されるため、人気が高く買取価格も高くなる傾向にあります。

まとめ    

久保田一竹とは幻の染物といわれた辻が花を蘇らせ、独自の一竹辻が花を生み出した染色家です。作品は海外でも高く評価されており、作品の保存状態や柄などによっては高価買取が期待できます。

なお久保田一竹の作品はもちろん、それ以外の物でも不要な着物がある場合は着物買取専門店のおお蔵にぜひご連絡ください。着物に関する豊富な知識を持つスタッフが査定いたします。査定料は無料のため、査定だけでもお願いしてみたいという人でもお気軽にご相談ください。

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