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ブランド買取のOKURA(おお蔵)トップ コラム 結婚式に参列する際はどの着物を着る?立場別の選び方やマナーなどをご紹介
結婚式に参列する際はどの着物を着る?立場別の選び方やマナーなどをご紹介
2023年05月01日

着物を着られる機会の一つが結婚式です。明るくおめでたい色や柄の着物で結婚式に参列すると場が華やぐため、他の参列者からも喜ばれるでしょう。ただし、結婚式に参列する際は、事前に着用できる着物の種類やマナーを把握しておくことが大切です。

この記事では結婚式に参列するのにふさわしい着物を立場別にご紹介します。また着物で結婚式に参列する際のマナーについても解説するため、ぜひ参考にしてみてください。

結婚式参列時の立場別の着物の選び方

結婚式参列時に着用できる着物の種類は、格式と新郎新婦との関係性によって異なります。ここではふさわしい着物の種類を立場別にご紹介します。

新郎新婦の親族で既婚者の場合

新郎新婦の母親に関しては、既婚女性が着る着物の中で最も格の高い黒留袖を着るのが一般的です。背中・両袖・両胸の合計5つの紋が入った物を選びましょう。

鶴や松竹梅といった吉祥文様は格式高いとされているため、結婚式で着用する黒留袖にふさわしい柄といえます。

なお新郎新婦の既婚の姉妹に関しても、黒留袖を着用可能です。一方で、伯母や従姉妹などそのほかの既婚の親族の場合は、留袖の中でも地色に黒以外の色を使っている色留袖を着用するのが一般的とされています。

新郎新婦の親族で未婚者の場合

新郎新婦親族で未婚の場合は、色留袖または振袖を着用しましょう。振袖を着るのであれば、中振袖または小振袖を選ぶのがポイントです。大振袖は花嫁が着る物とされているため着用できません。

なお近年は、場を華やかにしてくれる振袖で出席する人が増えています。格式が高い上に明るく華やかな色や柄の物が多い振袖は、結婚式参列時にふさわしい衣装といえるでしょう。

招待客で既婚者の場合

親族以外の招待客で既婚者の場合、第一礼装は色留袖とされています。ただし、結婚式では招待客が親族の着る着物の格を超えてはならないというルールがある点に注意が必要です。親族が色留袖を着る可能性を考慮すると、訪問着で参列するのが無難といえるでしょう。

なお年齢や社会的立場などを考慮した上で、お祝いの場であることを意識して明るめの色や柄の訪問着を選ぶのがおすすめです。

招待客で未婚者の場合

新郎新婦の友人・会社の同僚などの未婚女性であれば、第一礼装の振袖で出席するのがよいでしょう。振袖は場が華やかになるため、新郎新婦の親族などからも喜ばれる可能性が高いです。

また振袖の代わりに、未婚・既婚に関係なく着られる訪問着を着用することも可能です。ある程度年齢を重ねている場合は、振袖よりも訪問着が一般的とされています。

結婚式参列時にふさわしい着物の種類とその特徴とは

結婚式に参列する際、黒留袖・色留袖・振袖・訪問着の中から、既婚・未婚の違いや新郎新婦との関係性によって選ぶのが基本です。ここではそれぞれの着物の特徴について詳しく解説します。

黒留袖の特徴

黒留袖は、既婚女性が着る着物の中で最も格式高い正礼装(第一礼装)です。地色が黒で、裾の部分にのみ「絵羽模様」と呼ばれる、一枚の絵のようにつながった豪華な模様が入っていることが特徴として挙げられます。

黒留袖は主役である新郎新婦にきわめて近い、母親や仲人夫人が着る着物とされています。特に新郎新婦の母親が着る場合は、両袖と両胸、背中の5箇所に家紋が入っている五つ紋の物を着用しましょう。

一方で、ゲストの立場で黒留袖を着るのは失礼にあたります。黒留袖はもちろん、混同されるおそれがある黒っぽい着物も避けた方が無難です。

色留袖の特徴

黒留袖と同様に、裾の部分にのみ絵羽模様が入っている、地色が黒以外の色の着物が色留袖です。色留袖は準礼装にあたり、結婚式では主に新郎新婦の親族が着用します。既婚女性が着ることが多いものの、未婚女性が着ても問題はありません。

なお色留袖に関しては、紋の数によって格が変わることも特徴として挙げられます。紋の数が多いほど格が高いです。結婚式では黒留袖と同格として扱われる五つ紋、結婚披露宴やパーティーでは三つ紋の物を着る傾向にあります。

振袖の特徴

振袖は、未婚女性の正礼装(第一礼装)です。新郎新婦の未婚の姉妹や友人、同僚などが着用します。

なお振袖は袖の長さによって「大振袖」「中振袖」「小振袖」に分けられます。袖が長いほど格が高いとされており、最も格が高いのが大振袖、最も格が低いのが小振袖です。

花嫁が着用する婚礼衣装は、床に引きずるほど長い袖を持つ大振袖です。招待客は花嫁と同格になるのを避けるため、中振袖または小振袖を着用しましょう。なお成人式で着用される振袖は、中振袖が一般的です。

訪問着の特徴

訪問着は留袖と違い、上半身にも模様が描かれている着物です。カジュアルな場面やフォーマルな場面など、さまざまなシーンで着用できます。

なお紋付きの訪問着は、色留袖に次ぐ格の準礼装に位置づけられています。一方で、紋なしの訪問着は略礼装に該当する点を覚えておきましょう。入学式・卒業式といった式典やパーティーなどに着用できます。

友人・同僚として結婚式に参列する場合は、訪問着を着用するのが一般的かつ無難です。基本的には、一つ紋以上の訪問着の方が結婚式にふさわしいとされています。ただし、新郎新婦の未婚の友人などのように、関係性によっては紋なしの物を着用することも可能です。

結婚式参列時に着物を着る際のマナー

着物で結婚式に参列する際には、押さえておくべきマナーがあります。以下で詳しくご紹介します。

着物の格を考慮する

洋装にドレスコードがあるのと同様に、和装でも冠婚葬祭などのフォーマルな場で着用する礼装は格によって分かれています。正礼装(第一礼装)、準礼装、略礼装の順に格が高いとされており、招待客は花嫁や親族の着物の格を超えてはならないというルールがあります。

着物の格を考慮すると、一般の招待客の場合、既婚者であれば訪問着、未婚者は振袖か訪問着が無難といえるでしょう。

花嫁と着物が被らないようにする

結婚式の主役である花嫁と着物が被らないようにすることもマナーの一つです。和装での花嫁衣装といえば白無垢のため、白っぽい色の着物での参列は避けましょう。

また花嫁より目立つ着物や同格の着物を招待客が着用することもマナー違反とされています。花嫁がお色直しで大振袖を着ることもあるため、振袖で参列する場合は特に注意が必要です。招待客は一つ格が下の中振袖を着用しましょう。

さらに色が被らないよう、可能であれば事前に花嫁が着る着物の柄・色を聞いておくと安心です。花嫁衣装の色・柄が分からない場合は、赤・金・オレンジなどの定番の色は避けた方がよいといえるでしょう。

なお親族の黒留袖と被る可能性がある、黒メインの着物も着用しないのが無難です。

結婚式にふさわしい帯を選ぶ

着物に合わせる帯も結婚式にふさわしい物を選びましょう。帯にも格があります。袋帯・名古屋帯・半幅帯格の順に格が高いとされている点を覚えておきましょう。結婚式では着物の種類に関わらず袋帯を使用して参列するのが一般的です。

特に黒留袖を着る場合は、色や柄に金・銀をメインに使った帯を合わせるのが基本です。柄はおめでたい場にふさわしい吉祥模様などを選びましょう。

なお結婚式での帯の結び方の定番は、おめでたいことが重なるようにという意味を持つ二重太鼓結びです。振袖の場合は、華やかな印象を与える文庫結びや立て矢結びといった変わり結びもおすすめといえます。

まとめ

結婚式に参列する際に着られる着物は、既婚か未婚か、ならびに新郎新婦との関係性によって変わってきます。黒留袖以外の着物を着る際は、おめでたい席に合わせた柄や色を選ぶのがおすすめです。マナーを意識しつつ、結婚式にふさわしい着物でお祝いしましょう。

なお結婚式で着用した振袖や訪問着などを、今後着る予定がないのに保管し続けている人もいるでしょう。不要な着物を保管している人は、ぜひおお蔵へご相談ください。汚れや傷がある着物でも買取いたします。

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