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結婚指輪を買い替えた際や離婚後に、指輪の処分に困る人は少なくありません。結婚当初、思い切って高価な指輪を選んだという人も多いでしょう。結婚指輪は思い入れが深いアイテムであり、なおさら処分方法に悩んでしまうものです。
そこでこの記事では、結婚指輪を処分する際の方法を解説します。素材別で見る買取価格の相場や高く売るコツもご紹介するので、処分を検討している人はぜひ参考にしてください。
不要になった結婚指輪の処分方法
不要になった結婚指輪の処分方法として、以下の3つが挙げられます。自身の気持ちや状況などを踏まえた上で、自分に合った処分方法を選びましょう。それぞれの処分方法について詳しく解説します。
ファッションリングにリフォームする
高価だった結婚指輪を捨ててしまうのは、流石に気が引けるという人も多いでしょう。その際は、ファッションリングにリフォームする方法がおすすめです。これまでの形から一新したデザインに変えて身につければ、新たな自分として一歩踏み出せるでしょう。
結婚指輪のリフォームは、リメイク専門店やジュエリーショップで対応しているケースが一般的です。結婚時代も自分の歴史の一部として大切にしながら次のステップに進みたい人は、ぜひ結婚指輪をリフォームしてみてはいかがでしょうか。
ゴミとして捨てる
結婚指輪自体に特に思い入れがない人や、結婚時代の思い出は忘れて前進したいという人は、結婚指輪をゴミとして捨てる方法もよいでしょう。結婚していたパートナーとの縁を断ち切り、新たな縁を迎えるという意味でも、潔い方法です。
ただし、結婚指輪には名前や生年月日などの個人情報が刻印されているケースがあります。こうした情報が悪用される危険性を回避するためにも、刻印はヤスリで削り取っておくと安心です。
またゴミとして処分する際は、自治体の処分方法に従う必要があります。材質を踏まえて、事前に何ゴミに出すべきか確認しておきましょう。
買取業者に売る
不要な結婚指輪だとしても元々高価だったことを考えると、捨てるよりは現金化したいと思う人も多いでしょう。その際は、買取業者に売る方法がおすすめです。
買取価格は素材によって異なりますが、特に金やプラチナ素材であれば高価買取になる可能性があります。一般的に、買取業者の多くは無料査定を行っているため、買取価格を確認した上で売るかどうかを判断するとよいでしょう。
素材別で見る結婚指輪の買取価格相場
結婚指輪を売るにしても、買取価格の相場がいくらなのか分からなければ決断しづらいでしょう。結婚指輪の買取価格の相場は素材によって異なります。
結婚指輪は、主に「金」「プラチナ」「シルバー」「銀」のいずれかが使われているケースが多いですが、素材ごとの大まかな相場が分かっていれば、買取を依頼する際の参考になります。
ただし買取相場は毎日変動しているため、詳しくは買取業者に確認することが大切です。ここでは、素材ごとの買取価格相場について解説します。
金の場合
結婚指輪に使われる素材で、最も高い価格で取引されるのが「金」です。特に近年は金の相場が上がっており、結婚指輪を売るのに最適な時期といえるでしょう。
2023年7月現在、K18は1gあたり6,000円程度で、K14は1gあたり4,500円程度となっています。例えば、装飾が少ないシンプルな結婚指輪であれば、3〜5g程度が一般的であり、買取価格は15,000〜30,000円程度です。
またブランド価値が高いものは、金の相場よりも高い値段がつく可能性があります。
プラチナの相場
金に続いて買取価格が高い素材がプラチナです。劣化しにくい素材のため、結婚指輪にも多く使用されています。
プラチナの買取価格は、純度にかかわらず1gあたり4,000〜5,000円程度が相場です。シンプルなデザインの結婚指輪であれば、20,000円程度の値段がつく傾向にあります。なお、プラチナの場合もブランド価値が高ければ、より高い買取価格が期待できるでしょう。
プラチナも、近年値段が高騰している素材の一つです。結婚指輪の処分を検討している人は、お早めに買取を依頼することをおすすめします。
シルバーの相場
結婚指輪に使われるシルバーは比較的純度が高いものの、金やプラチナと比較すると値段が落ちる傾向にあります。例えば、純度100%のSv1000でも1gで70円程度です。そのため、結婚指輪の総グラム数が5gだったとしても、350円程度にしかなりません。
ダイヤモンドの場合
結婚指輪の装飾にダイヤモンドが使われることがあります。ダイヤモンドも高価買取が期待できるため、指輪に使われている素材と併せて査定してもらいましょう。
ダイヤモンドの買取相場は、カラットに応じて大きく変動します。例えば、小さめの0.25カラットの場合は20,000〜30,000円程度です。カラットが大きくなると買取相場も高くなり、0.50カラットであれば80,000〜150,000円程度の値段がつく可能性があります。
また、透明度やカットの種類なども買取価格に影響するため、事前に確認しておくとよいでしょう。
結婚指輪を高く売るコツ
結婚指輪を売る場合、買取価格に影響する要素は素材だけではありません。結婚指輪を少しでも高く売るなら、コツを押さえることが大切です。ここでは、高く売るコツを3つご紹介します。
付属品や保証書も一緒に売る
一般的に結婚指輪は専用の箱に入っています。また、付属品や保証書がついていることも多いため、購入当初に付属していたものを全て用意してから売却しましょう。
保証書は素材を明らかにする書類です。紛失してしまえば、買取価格が下がる可能性があります。例えばダイヤモンドの保証書の場合、カラット数やカットに関する情報が記載されているため、買取依頼時に役立ちます。
買取業者によっては保証書がない結婚指輪の場合、買取の対象外とするケースもあるため注意が必要です。
メンテナンスをする
いくら素材がよい結婚指輪でも汚れが付着していたり状態が悪かったりすると、買取価格が下がりかねません。買取依頼時の印象をよくするためにも、しっかりとメンテナンスをしておきましょう。
ただしプラチナや金、シルバー素材の結婚指輪は傷がつきやすいため、貴金属専用の乾いたクロスを使ってケアをする必要があります。「傷をつけてしまいそうで不安」という人は、プロに依頼するとよいでしょう。
鑑定士に売り時を聞く
結婚指輪の素材である金やプラチナは、日々相場が変動しています。少しでも高く売るなら、相場が上がった時期を見逃さないことが大切です。とはいえ相場に詳しくない場合、売り時が分からない人も多いでしょう。
高騰したタイミングを狙うためにも、相場に詳しい鑑定士に相談してみることをおすすめします。場合によっては、納得できる相場になるまで数年かかることもありますが、それでも高値で売りたい人に向いている方法です。
指輪の処分でよくある悩み
結婚指輪でなくても、指輪の処分を検討する際に抱きやすい不安や悩みがあります。ここでは、指輪の処分に関するよくある悩みについて解説します。
婚約破棄や離婚する場合は指輪を返した方がよい?
パートナーが指輪を購入したケースで婚約破棄や離婚が決まった場合、返却するべきかを悩む人も多いでしょう。しかし法律的には無償贈与に該当するため、指輪を返却する義務はありません。これは結婚指輪だけでなく婚約指輪も同様です。
特に離婚して間もない頃は、経済的な負担を強いられることもあるでしょう。結婚指輪の素材によっては高価買取の対象になるため、生活非の足しとして売るのも一つの方法です。
ただし、「離婚したら返却するべきだ」という考え方を持つ人もいるでしょう。パートナーの意見を無視して売却してしまえばトラブルに発展しかねないため、その場合は返却する方が賢明です。
イニシャルなどが刻印されていても売れるの?
結婚指輪に、イニシャルや結婚記念日を刻印することもあるでしょう。それらは個人的な情報であり、買取不可の要因になることを心配する人も少なくありません。
しかし、実際のところ買取後の結婚指輪は、刻印や汚れなどを処理してから販売されます。また、一度溶かしてから素材として再利用することもあるため、刻印が入っていても同様に買取対象にしている業者が多く存在します。
特に金やプラチナなど、一種の素材のみで作られている結婚指輪は再利用しやすいため、刻印されていても売れやすいでしょう。
まとめ
不要になった結婚指輪の処分方法は多岐にわたります。ゴミとして処分する方法もありますが、新たな自分をイメージしたデザインにリフォームしたり、不要であれば現金化したりする方法がおすすめです。
使用されている素材によっては高価買取も期待できます。刻印されている結婚指輪でも買取の対象にしている業者は多いため、指輪の処分に困っている人はぜひ買取を依頼してみてはいかがでしょうか。
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