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ブランド買取のOKURA(おお蔵)トップ コラム チューダーの資産価値は?魅力的なモデルを紹介!
チューダーの資産価値は?魅力的なモデルを紹介!

ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生したチューダーは、比較的手に入れやすい腕時計の製造で世界的に注目されています。しかし、投資目的で腕時計を購入する場合、どの程度資産価値があるか気になるところです。

そこで、今回はチューダーの資産価値について、ブランドの歴史や特徴を踏まえて解説します。チューダーの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

チューダーの時計の特徴と資産価値

ゴールドの腕時計か、硬貨や革製品とディスプレイされている

チューダーは、ロレックスの技術と歴史を受け継ぐ姉妹ブランドとして広く知られています。
ここでは、チューダーの特徴や資産価値について詳しく解説します。

チューダーはどんなブランド?

チューダーは、ロレックスのディフュージョンブランドとして1926年に誕生しました。ディフュージョンブランド とは、本家ブランドの特徴や価値を保持しながら、販売促進を目的に手に取りやすい価格で作られるブランドで、「セカンドライン」ともいわれます。

当時のロレックスは、高価格により広くは普及していない状況でした。そこで、ロレックスの創始者であるハンス・ウィルスドルフが考案した方法が、ロレックスの技術やパーツを継承した信頼性の高い手頃な腕時計ブランド「チューダー」の立ち上げです。

名称の由来となったのは、ロレックスの本社があったイギリス王家の一つであるチューダー家で、当初はチューダー家の紋章に使われているバラの模様が、ロゴに採用されていました。

第二次世界大戦後、ロレックスのブランド価値も世界的に知られるようになり、チューダーのディフュージョンブランドとしての役目は徐々に終わりを迎えました。1946年にハンスは「モントレチューダーS.A.」を設立し、チューダーを正式なブランドとして確立しました。その後も生産は続けられ、1990年にはロレックスからの独立を果たしています。

チューダーの時計は恥ずかしい?

チューダーは、もともとロレックスのディフュージョンブランドとして設立された経緯から、「ロレックスの廉価版」という印象を持つ人も少なくありません。

しかし、2015年に自社製ムーブメントを開発して以降は「廉価版」のイメージを払拭し、時計愛好家たちを魅了するブランドとなりました。高級時計としての価値が確立された現在は、独創的なデザインも高く評価され、身につけていても恥ずかしくないブランドとして、幅広い世代から支持されています。

チューダーの時計をつけてる人

チューダーの時計は、芸能人や著名人からも愛されるブランドです。例えば、国民的アイドルグループ「嵐」のメンバーである櫻井翔さんや、お笑い芸人のケンドーコバヤシさん、俳優の窪塚洋介さんなど、「おしゃれな人」として定評のある面々がチューダー愛用者として名を連ねています。

また、元サッカー選手で世界的に有名なデビット・ベッカムは、2017年にチューダーのアンバサダーに就任しています。2024年3月には、ベッカムが共同オーナーを務めるサッカーチーム「インテル・マイアミCF」とチューダーとのパートナーシップを記念したモデル「ブラックベイ クロノ」が発表されました。

時計の資産価値を決める要素

チューダーに限らず、時計の資産価値を決める要素としては、「ブランド自体が持つ魅力」「限定性」「生産量」などが挙げられます。例えば、いくら生産量が少なくても、ブランドの人気が低ければ資産価値は上がりません。

また、需要と供給のバランスも資産価値に大きく影響するポイントです。需要が供給を上回り、手に入りにくいアイテムは資産価値が高くなり、需要よりも供給量が多ければ、いつでも手に入る状態となり資産価値が下がります。

そのほか、細かなパーツを使い複雑な構造になっている機械式時計は、量産されるクォーツ時計よりも資産価値が高い傾向にあります。

チューダーの資産価値

ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生した経緯もあり、チューダーの資産価値はロレックスと比べると低くなります。

しかし、すべてのモデルの資産価値が低いわけではありません。例えば、歴史的に高く評価されているモデルや限定モデルなどは高い価値があります。どのモデルを選択するかは、個人の好みや予算によって異なりますが、投資対象とするのであれば、資産価値の高いモデルを選ぶのがよいでしょう。

ロレックスの資産価値については、下記の記事で詳しく解説しています。

高く売れるロレックスのモデルは?売却時のポイントも解説

チューダーの時計で資産価値が高いモデル

チューダーの時計は、高い品質と優れたデザインが特徴であり、時計愛好家から広く支持されています。ここでは、チューダーの時計の中でも資産価値が高いモデルを5つ紹介します。

ブラックベイ(BALCK BAY)

チューダーを代表するダイバーズウォッチが、「ブラックベイ」です。1954年に発売された「オイスター プリンス サブマリーナー」のリバイバル版として2012年に誕生しました。

チューダーが誇るダイビングの歴史が余すことなく盛り込まれた名機であり、独自のディティールが高く評価されています。また、小ぶりでクラシカルなモデルから存在感のあるモデルまでサイズ展開が豊富にあるほか、ケースの素材やベゼルカラーなどのバリエーションも多く、自分のスタイルにあったものを選びやすい点も魅力です。

プリンスデイト(PRINCE DATE)

「プリンスデイト」は、チューダーのクラシックコレクションとして人気があるモデルです。1952年に誕生した「オイスタープリンス」にルーツを持ち、普遍的なデザインが注目されています。34mmの小型サイズになっており、男女問わず使いやすい点も評価されるポイントです。

その中でも、「プリンスデイトデイ」というモデルは、ロレックスの最上級ラインである「デイデイト」に相当し、12時の位置に施されたデイ表示には、デイデイトと同じ「フルスペル表示」が採用されています。フルスペル表示とは、曜日をアルファベット3文字で略称表記するのではなく、大型ディスクを用いてフルスペルで示す機能です。

レンジャー(RANGER)

「レンジャー」は、タフで実用的なフィールドウォッチです。1952年に実施されたイギリス海軍による北グリーンランド遠征探検に支給され、その堅牢性や耐久性が証明された「オイスタープリンス」にルーツを持つモデルとして、1960年代から販売されています。

1980年代に生産が中止されますが、2014年に再び登場し、遠征探検から70周年を迎える2022年には、レンジャーの新作モデルがリリースされています。

レンジャーの中でも注目されるアイテムが、1960〜1970年代にかけて製造されたヴィンテージモデルです。特に、1960年代に生産されていた初期モデルは、ロレックスのツールウォッチである「エクスプローラー」を思わせるデザインで、コレクター市場で高い評価を受けています。

ロイヤル(ROYAL)

1950年代には、チューダーの時計が優れた品質であることを示すために、「ロイヤル」という名称を用いたモデルが生産されていました。

それから半世紀を超える時を経て2020年に発表されたモデルが、チューダーの伝統とブランドの未来をつなぐ役割を持った現在の「ロイヤル」です。ケースからブレスレットまでが一体となったデザインで、スポーツシックな自動巻き時計となっています。新世代のチューダーを担う代表格としても注目されるモデルです。

クロノタイム(CHRONOTIME)

「クロノタイム」は、従来の手巻きムーブメントを搭載したクロノグラフを、自動巻きに変更したモデルとして1976年に誕生しました。2003年に一旦生産が終わりますが、それまでの間に4回モデルチェンジが行われています。最終世代では、ゴルフ選手のタイガーウッズとコラボレーションしたモデルが登場し話題となりました。また、クロノタイムの中でも、初期に生産され「ビック・ブロック」という愛称で親しまれたモデルはコレクターの間でも高く評価され、高値で取引されています。

生産中止となっていたクロノタイムですが、その伝統や意匠を受け継いだモデルとして「ブラックベイ クロノ」が2017年に発売されました。2021年には、現代にマッチする設計で操作性の高い新型モデルが登場し、ますます人気を集めています。

チューダーの入手困難モデル

腕時計をつけた男性の手元

チューダーの中でも入手困難とされるモデルは、より資産価値が高くなる傾向にあります。

例えば、2012年に発表されて以来、アップデートを重ねる度に人気を集めている「ブラックベイ」や、2018年に登場したダイバーズウォッチ「ブラックベイ フィフティエイト」は、入手が難しいとされるモデルの一つです。また、チューダーが誕生した当初に用いられていたバラのロゴが施された「ブラックベイ Ref.79220」は、特に手に入りにくいとされています。

そのほか、自動巻きムーブメントが特徴的な「クロノタイム」も入手困難モデルです。初期に生産された「Ref.9420/0」や「Ref.9430/0」は、ケースの形状から「カマボコケース」という愛称がついており、コレクターの間で高く評価されています。

このように、生産数が限定されているモデルは希少価値が高いため、高値で取引される点が特徴です。

チューダーの時計の値動き

チューダーの資産価値を意識するのであれば、チューダーの時計の値動きに留意することも大切です。ここでは、2023年、2024年の価格改定について解説します。

2023年の価格改定

チューダーでは、2023年に2回値上げを実施しています。この背景にあるのが、ヨーロッパの物価上昇に伴う、原材料や人件費の高騰です。

2023年1月にはステンレススチールモデルで約8%、コンビネーションモデルで約11%の値上げとなりました。さらに、同年の9月には平均3%値段が上がり、併せてリセールバリューも上昇しています。

特にプレミア化が進んだモデルが、「サブマリーナー」「クロノタイム」「ブラックベイ」などです。中でも2016年に発売され、ブロンズ素材のケースに注目が集まった「ヘリテージ ブラックベイ ブロンズ 79250BM」や「クロノタイムタイガーウッズモデル」は価格が高騰しました。

2024年の価格改定

2023年9月に実施された値上げから4ヶ月が経過した2024年1月にも、チューダーの価格改定が行われました。

値上げ率は前回の約3%を上回り、平均で8〜10%前後となっています。この値上げにより、2024年1月における「ブラックペイ79230N」の定価は576,400円、「ロイヤル41mm28600」の定価は359,700円になりました。

また、2004年7月現在も、チューダーの相場全体が上昇傾向にあり、今後も値上がりすることが予想されます。

チューダーの時計の資産価値を高めるコツ

虫眼鏡とCheckと書かれたカード

ここでは、チューダーの時計の資産価値を高めるコツを3つ紹介します。

状態を良好に保つ

希少性が高く入手困難とされるモデルでも、状態が悪ければ資産価値が下がる恐れがあります。資産価値を高めるには、時計の状態をきれいに保つことが大切です。

特に、チューダーをはじめとする高級腕時計ブランドの機械式時計は、極めて精巧な構造になっています。そのため、湿度や温度、磁気などに影響されやすく、メンテナンスを怠ると故障や破損につながる可能性があります。

売却時の価値が下がらないように、普段からメンテナンスやクリーニングを行い、オーバーホールを定期的に実施することをおすすめします。

また、保管方法も時計の状態を左右するため、注意が必要です。例えば、湿気の多い場所に保管すると、カビやサビの原因になりかねません。保管する際は、湿気が少なく直射日光の当たらない場所を選びましょう。

付属品をすべて揃える

チューダーの時計を購入する際、時計の箱や保証書、取扱説明書などが付属しています。こうした付属品の有無は売却時の査定に影響するため、大切に保管しておきましょう。一般的には、すべての付属品が揃っているほうが、資産価値が高くなる傾向にあります。

しかし、時計の付属品は細かなものが多く、紛失する人も少なくありません。資産として所有する場合は、一箇所にまとめて保管しておくと、スムーズに売却しやすくなります。

市場動向を確認する

時計の資産価値は、市場の需要と供給によって変動する点も、高く売るポイントです。チューダーのような海外のブランドは、円安時に資産価値が高くなる傾向にあります。

チューダーの時計を高く売りたい人は、市場の動向を確認したうえで、高値がついたタイミングを見計らって売却するとよいでしょう。

まとめ

チューダーは、ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生しましたが、現在は独自のブランドとしての価値を確立しており、コレクターからも高く評価されています。また、近年は値上がりを続けているため、投資目的として購入するのにも適したブランドといえるでしょう。

ただし、高く売却するには、メンテナンスや保管方法に留意しながら丁寧に扱うことが大切です。また、市場動向も意識しながら、売却するタイミングを検討することをおすすめします。

ブランド買取専門店の「おお蔵」は、チューダーの購入だけでなく売却先としてもおすすめです。宅配・訪問・出張買取にも対応しており、自宅にいながら気軽に査定を受けられます。チューダーを含む高級時計の売却を検討中の人は、ぜひお気軽に「おお蔵」までご相談ください。

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