ブレゲは、200年を超える長い歴史を持つフランスの老舗時計ブランドです。世界的にも有名で高く評価されているブランドですが、日本ではさほど注目されていません。
そこで、今回はブレゲがなぜ日本で人気がないのか、その理由をブランドの歴史や特徴を踏まえながら解説します。また、おすすめのモデルも紹介するので、ブレゲの購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
ブレゲの時計が日本ではあまり人気がない理由とその背景

ブレゲの時計が日本であまり人気がない背景にはいくつかの理由があります。ここでは、日本であまり人気がない理由のほか、ブレゲの歴史や特徴を紹介します。
ブレゲの時計が日本ではあまり人気がない理由
日本人の多くは、「ロレックス」や「オメガ」に対して高級腕時計というイメージを持っています。一方で、ブレゲは世界5大時計ブランドの一つに数えられるほど、世界的に広く知られるブランドでありながら、日本における知名度はさほど高くありません。
その理由として、セレブや時計愛好家にブレゲの購買層が多く、一般層の認知度が低い点が挙げられます。また、ロレックスやオメガのような派手さがなく、日本市場におけるマーケティング活動も控えめです。
しかし、ブレゲは世界的に高く評価される伝統を誇るブランドであり、その価値を長く保持しています。時計愛好家の間では「憧れの時計」ともいわれ、今後も変わらず愛され続けるブランドの一つといえるでしょう。
ブレゲは世界5大時計ブランドの一つ
ブレゲは世界5大時計ブランドの一つであり、高い技術力や伝統が、世界に認められています。世界5大時計ブランドには、ブレゲのほかに「ヴァシュロン・コンスタンタン」「パテックフィリップ」「A.ランゲ・アンド・ゾーネ」「オーデマ・ピゲ」が名を連ねています。いずれも、時計産業の聖地とされるスイスを中心に、ヨーロッパを拠点とする老舗の時計ブランドです。
その中でも、もっとも歴史が深いブランドがブレゲであり、雲上ブランドとされる「パテックフィリップ」「オーデマ・ピゲ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」の3ブランドに次ぐ存在ともいわれています。
ブレゲ以外の世界5大時計ブランドについては、以下の記事を参考にしてみてください。
パテックフィリップのカラトラバが買えない?購入困難な理由と対応方法
ヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーシーズが買えない理由や購入方法を解説
オーデマ・ピゲをつけてる有名人や芸能人はどんな人?海外セレブもまとめて紹介
ブレゲの歴史
ブレゲは、パリのシテ島にて1775年に創業者であるアブラアム=ルイ・ブレゲが懐中時計を製造する工房を構えたことから始まりました。1780年には、自動巻き上げ機構「ペルペチュエル」の実用化に成功し、ヨーロッパの貴族から評価されるようになります。
中でもブレゲの時計を気に入っていたのが、フランス国王ルイ16世の妃であったマリー・アントワネットです。特に、1783年にマリー・アントワネットから受けた注文は、歴史的にも類を見ないものでした。その内容は、「時間と費用の制約は設けず、これまでに開発された高度な技術や複雑な機構、機能をすべて備えた時計の製作」であり、ブレゲはこの注文に応えます。しかし、時計が完成したのは注文を受けてから44年後、マリー・アントワネットがフランス革命により処刑されてから34年後のことでした。
創業者であるブレゲ本人も1823年に亡くなっており、ブレゲの製品づくりは息子から孫へと引き継がれました。その後、1870年にはブレゲの伝統と功績を理解するエドワード・ブラウンに時計部門が売却されましたが、現在もなお、世界を代表するブランドとして時計産業を牽引する存在です。
ブレゲの時計の特徴と魅力
ブレゲの時計の大きな特徴は、独自に創出した美しいデザインです。代表的なものとしては、月形の穴が施された「ブレゲ針」や流線的なアラビア数字を用いた「ブレゲ数字」が挙げられます。
また、シルバーやゴールドに彫り込まれたブレゲ独自の規則的なパターンである「ギヨシェ彫り」も特徴の一つです。手動旋盤により文字盤に施されるギヨシェ彫りは「ギヨシェ文字盤」ともいわれ、ブレゲの証として大切に受け継がれています。
そのほか、ブレゲが開発した画期的な時計技術も、多くの時計愛好家から評価されているポイントです。創始者のアブラアム=ルイ・ブレゲは、「時計の歴史を200年早めた天才時計技師」と謳われるほどの逸材で、世界で初めて実用化された「ペルペチュエル(自動巻き時計)」や外部からの衝撃を吸収する「パラシュート機構」など数々の機構を生み出してきた実績があります。
ブレゲの時計の購入層とつけてる有名人
前述のように、ブレゲはマリー・アントワネットから愛された時計ブランドとして知られています。そのほかにも、ナポレオン・ボナパルトやヴィクトリア女王、アレクサンドル1世など、貴族やセレブの間で人気を博しました。
現在でも多くの著名人が着用しており、元SMAPの木村拓哉さんや草彅剛さんも愛用者の一人です。また、騎手の武豊さんや麻生元首相、サルコジ元フランス大統領などもブレゲの時計を身につけています。
ブレゲの人気コレクション5選

ブレゲの時計は、その卓越した技術と美しいデザインで高い評価を受けています。ここでは、ブレゲの中でも特に人気のあるコレクション5選をご紹介します。
ブレゲ・クラシック (Breguet Classique)
「クラシック」は、ブレゲを代表する定番コレクションです。創業者が理想とした「視認性」「高精度」「洗練されたデザイン」をそのまま再現したモデルとして、1972年に発表されました。
名称の通り、過度な機能や装飾を排したクラシックなデザインで、ブレゲが大切にしてきた美しいデザイン性と時計本来の機構が際立っている点が特徴です。特に、手作業で施されるギヨシェ文字盤は、ほかのブランドにはない繊細さがあります。
ブレゲ・マリーン (Breguet Marine)
ブレゲの創業者は、1815年にフランス国王ルイ18世から、王国海軍御用達の製造を依頼されました。これにより、「オルロジェ・ドゥ・ラ・マリーン」という時計師として最高の称号を与えられたことを踏まえて、1990年に発表されたコレクションが「マリーン」です。
海をテーマにしたスポーツウォッチで、高い防水性や耐久性を重視して作られています。現代的な外観でありながら、ブレゲらしい繊細な手彫りのギヨシェ模様がダイヤルに施されており、洗練された印象も兼ね備えた人気のモデルです。
ブレゲ・トラディション(Breguet Tradition)
「トラディション」は、2005年に発表された18世紀の懐中時計をモチーフにしたコレクションです。創業者の傑作とされる「スースクリプション」に影響を受けたデザインが特徴的で、前面から内部機構を確認できるスケルトン仕様となっています。
ブレゲ独自の細部までこだわった装飾が施されているほか、外部からの衝撃に対応する技術である「パラシュート機構」も備えており、創業者が求めた美しさや匠の技を感じられる点も魅力です。
ブレゲ・ヘリテージ(Breguet Heritage)
ブレゲの中でも、ひときわエレガントでモダンなデザインを特徴とするコレクションが「ヘリテージ」です。同ブランドでは唯一、「樽」を意味する「トノー型」のケースを採用しており、そのデザインはクラシカルな印象を与えます。美しい曲線美は、ほかのコレクションに用いられているラウンド型とは異なった魅力があり、クラシカルでフォーマルなスタイルにおすすめです。
ブレゲ・タイプXX (Breguet Type XX)
「タイプXX」は、1950年代にフランス海軍航空部隊のために開発されたパイロットウォッチを起源とするコレクションです。1955年に一般向けとして発表されて以降、現代に至るまで高い人気を誇っています。特に、近年はスポーツウォッチの需要が高まり、ますます注目を集めるようになりました。
大きな特徴は、ほかのコレクションやブランドとは一線を画すスポーティなデザインや機構で、独創的な腕時計を求める人たちから高く評価されています。
ブレゲの時計の中で資産価値が高いモデル

ブレゲに限らず、ブランド力や人気がある腕時計は資産価値も高い傾向にあります。その点、ブレゲは世界5大時計ブランドに入っており、ブランド力は安定しています。つまり、ブレゲは、流行に影響されにくく、資産価値を維持しやすいブランドと言えるでしょう。
ブレゲの中でも、先に紹介した5つのコレクションは資産価値が高い傾向にあります。特に、フランス空軍のために生産したとされる初期型の「ブレゲ・タイプXX 」は、生産本数が少なく、コレクターからも注目されるアイテムです。また、ブレゲの伝統においてもっとも重要とされる「スースクリプション」から着想を得て作られた「ブレゲ・トラディション 」も、流通数が少ないため、高値で取引されています。
ブレゲの時計の買取相場と高く売るためのポイント

ブレゲの時計を高く売るためには、いくつかのポイントがあります。ここでは、ブレゲの時計の買取相場と高価買取を実現するためのポイントを解説します。大切な時計をより高く売るためのコツをぜひご確認ください。
ブレゲの時計の買取相場
ブレゲの時計の買取相場は、モデルによって異なりますが、200万円以上の値がつく人気モデルも少なくありません。2024年7月現在の相場を踏まえると、「ブレゲ・マリーンⅡ」の相場が上昇傾向にあります。
ただし、買取相場が高いモデルでも、状態次第で価格が変わる可能性があるため、査定を受けてみることをおすすめします。
ブレゲの時計を高く売るためのポイント
人気のあるブレゲの時計も、傷や汚れがあれば査定価格が下がってしまいます。そのため、普段からメンテナンスやクリーニングを行い、必要があればオーバーホールを受けておくとよいでしょう。
良好な状態を保つには、保管方法にも留意しなければなりません。高温多湿の場所や磁気の近く、直射日光が当たる場所は避け、ケースに入れて保管することをおすすめします。
また、売却するタイミングも、ブレゲの時計を高く売るためのポイントです。一般的に、円安時や当該モデルの生産が終わった時期は、高く売れる可能性が高まります。為替の状況やブレゲの生産情報などをチェックして、チャンスを逃さないようにしましょう。
まとめ
ブレゲは、日本ではあまり人気がないといわれていますが、海外では高く評価されているブランドです。世界5大時計ブランドにも数えられており、資産としても十分な価値があります。モデルによっては、200万円近い金額で取引されているアイテムもあるので、投資目的で所有する人も多いでしょう。
ブレゲの時計の売却を検討している場合は、時計の状態を確認することが大切です。また、円安時や生産終了時などの売り時も確認してから買取に出しましょう。
ブランド買取専門店の「おお蔵」は、ブレゲの購入だけでなく売却先としてもおすすめです。宅配・訪問・出張買取にも対応しており、自宅にいながら気軽に査定を受けられます。ブレゲを含む高級時計の売却を検討中の人は、ぜひお気軽に「おお蔵」までご相談ください。
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