目次
カルティエ パシャは、高級時計ブランド「カルティエ」の中でも特に人気の高いシリーズであり、中古市場においても安定した価値を持っています。洗練されたデザインや機能性の高さは、時計愛好家からも高く評されており、資産価値を求める人にも人気です。
本記事では、カルティエ パシャの買取相場や査定時のコツを解説します。売却を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
パシャ ドゥ カルティエの買取相場

パシャ ドゥ カルティエの買取相場は、モデルによってさまざまです。ここでは、6つのモデルの買取相場を解説します。
パシャ ドゥ カルティエ 30mm WSPA0021
パシャ ドゥ カルティエ 30mm WSPA0021の大きな特徴は、カルティエならではのクラシカルなデザインと、チェーンが個性的なリューズプロテクターです。丸みを帯びたケースはエレガントな印象を与え、洗練された雰囲気を演出します。
ケースサイズは30mmとコンパクトで、女性の手元にもフィットしやすく、インデックスにはアラビア数字が採用されています。このデザインにより、フォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで活躍する汎用性の高さが魅力です。
また、カルティエが独自開発した「クイックスイッチ・システム」により、ブレスレットやストラップの交換が工具なしで簡単にできるため、シーンに応じたアレンジが楽しめます。
こうしたデザイン性や実用性の高さから、中古市場でも安定した需要があり、買取価格は45万円程度と比較的高めで推移しています。
パシャ ドゥ カルティエ 30mm WJPA0018
パシャ ドゥ カルティエ 30mm WJPA0018は、華やかなデザインと高級感が魅力のモデルです。ピンクゴールドのケースにダイヤモンドを贅沢にあしらったベゼルが特徴で、エレガントで高級感がある雰囲気を放っています。
ケースサイズは30mmとコンパクトなので、女性の手元にもしっくりと馴染み、ジュエリー感覚で着用しやすいことも魅力の一つです。また、こちらのモデルも「クイックスイッチ・システム」が搭載されているため、シーンやファッションに合わせたアレンジが可能です。
このような豪華なデザインとブランド価値の高さから、買取相場では300万円程度を推移しています。
パシャ ドゥ カルティエ 35mm WSPA0013
パシャ ドゥ カルティエ 35mm WSPA0013は、2020年の新作として登場しました。オリジナルのデザインを継承しつつ、現代的な仕様にアップデートされ、エレガントさと実用性を兼ね揃えている点が人気です。
ケースは、35mmと程良いサイズになっており、性別を問わずフィットします。また、ムーブメントにはカルティエの自動巻きキャリバー「1847 MC」を搭載しており、高い精度と耐久性がある点も魅力です。また、ねじ込み式のリューズプロテクターにより、耐水性を高めながらも、カルティエらしい華やかさを演出しています。
中古市場でも安定した人気を誇るモデルで、買取相場は45〜50万円程度で推移しています。
パシャ ドゥ カルティエ 41mm WSPA0009
パシャ ドゥ カルティエ 41mm WSPA0009は、スポーティーさとエレガントさを併せ持ったモデルとして注目されています。大きな特徴は、41mmの存在感あるケースです。手元にボリューム感を持たせながらも、洗練されたデザインによって上品な印象を保っています。
また、クラシカルなラウンドケースに、アラビア数字のインデックスとブルースチール針が組み合わさり、視認性とデザイン性のバランスも抜群です。
ほかのモデルと同様にストラップやブレスレットの交換がしやすく、カジュアルからビジネスシーンまで幅広い用途で活躍します。中古市場でも需要が高いため、買取相場は50万円程度となっています。
パシャ ドゥ カルティエ クロノグラフ 41mm WSPA0018
パシャ ドゥ カルティエ クロノグラフ 41mm WSPA0018は、クラシカルなデザインと高い機能性の両方を備えたスポーティーなモデルです。
最大の特徴は、3つのクロノグラフカウンターが搭載された文字盤です。3時位置に30分積算計、9時位置に12時間積算計、6時位置にスモールセコンドを配置し、充実した計測機能となっています。
また、存在感のある41mmのケースも魅力の一つです。針には、カルティエならではの美しいブルースチールが採用されており、手元に高級感を与えます。クロノグラフのスポーティーな要素にエレガントなデザインが融合し、シーンを問わず着用しやすいモデルと言えるでしょう。
中古市場でも人気を誇り、買取相場は80万円程度を推移しています。
パシャ ドゥ カルティエ ムーンフェイズ 41mm WSPA0030
パシャ ドゥ カルティエ ムーンフェイズ 41mm WSPA0030は、2022年に登場した比較的新しいモデルです。
ムーンフェイズ(月齢表示)機能が搭載され、6時位置にムーンフェイズインジケーターが配されています。月齢に応じた満ち欠けを表示し、幻想的な雰囲気を演出する点が魅力です。文字盤には、夜空をイメージしたブルーが採用され、ムーンフェイズと調和したデザインとなっています。また、ケースサイズは41mmと存在感があり、スポーティーな要素とエレガントなデザインが融合して、幅広いシーンで活躍するモデルです。
同モデルは、限定生産モデルのため中古市場でも高値で取引されやすい傾向があります。買取相場は、80〜95万円程度です。
カルティエ パシャ(その他のモデル)の買取相場

カルティエ パシャには、よりカジュアルな「パシャC」やユニークなデザインが魅力の「パシャ グリッド」など多様なモデルがあります。ここでは、7つのモデルの買取相場を解説します。
カルティエ パシャC 2324
カルティエ パシャC 2324は、1990年代に発売された35mmサイズのラグジュアリースポーツモデルです。
ステンレススチール製のケースとブレスレットを採用し、実用性とスタイリッシュなデザインを両立した仕上がりになっています。「パシャ」の特徴であるリューズプロテクターを備えており、スポーティーさを演出しながらも上品な雰囲気を持ち合わせている点も魅力です。
また、ホワイトダイヤルに配置されたアラビア数字により、視認性が優れているほか、ブルースチール針がアクセントとなり洗練された印象を与えます。
ムーブメントには自動巻きが採用され、精度と耐久性を兼ね備えているため、長く愛用できる点も人気の理由です。中古市場でも一定の需要があり、現在の買取相場10~15万円程度で推移しています。
カルティエ パシャC メリディアン 35mm W31078M7
カルティエ パシャC メリディアン 35mm W31078M7は「パシャC」の中でも高い人気を誇るモデルです。
パシャCのシンプルなデザインに、実用性の高い「GMT機能」を組み合わせた点が特徴です。GMT機能により、異なるタイムゾーンを同時に表示できるため、ビジネスや旅行などで活躍します。
ケースサイズは35mmと適度な大きさで、男女問わず着用しやすい点も魅力です。防水機能も備えているため、日常使いでも安心して着用しやすいでしょう。こうした特徴から、中古市場でも需要が高く、買取相場は17万円程度で推移しています。
カルティエ パシャC ビッグデイト 35mm W31044M7
カルティエ パシャC ビッグデイト 35mm W31044M7は、2000年頃に登場したモデルです。カジュアルな「パシャC」の中でも、特に注目を集めています。
最大の特徴は、12時位置に配置された「ビッグデイト表示機能」です。通常のデイト表示機能よりも大きく、視認性に優れたデザインとなっています。また、ケースは35mmと程良いサイズ感で、性別を問わず着用しやすい仕様です。
ホワイトダイヤルを採用し、カジュアルさと高級感の両方が備わっているため、幅広いシーンで着用しやすいでしょう。こうした実用性とデザイン性の高さから、中古市場における需要も安定しています。買取価格は、20万円程度です。
カルティエ パシャC クロノグラフ 35mm W31048M7
カルティエ パシャC クロノグラフ 35mm W31048M7は、パシャCシリーズの中でもスポーティーな印象が際立つモデルです。
シルバーの文字盤に配置されたクロノグラフカウンターが大きな特徴で、ストップウォッチ機能によって実用性を高めています。また、ケースサイズは35mmと適度な大きさであり、男女問わず着用しやすい点も魅力です。
デザイン面では、ステンレススチール製のケースとブレスレットを採用し、シンプルながらも洗練された印象を演出しています。カルティエのエレガンスな要素とスポーティーさの両面を求める人におすすめです。中古市場においても一定の需要があり、買取相場は18万円程度で推移しています。
カルティエ パシャ グリッド 38mm W31040H3
カルティエ パシャ グリッド 38mm W31040H3は、文字盤を覆う格子状のプロテクター(グリッド)が備わった個性的なモデルです。1943年に登場したモデルを再現したデザインで、グリッド部分は取り外せます。
ほかのパシャシリーズとは一線を画すデザインにより、ヴィンテージ感や独自の雰囲気を楽しめる点が大きな魅力と言えるでしょう。ケースサイズは38mmが採用されており、スポーティーな印象も感じられます。クラシックなデザインやユニークなディテールを求める人におすすめです。
また、ケースとブレスレットの素材はステンレススチールであり、耐久性にも優れています。こうしたデザイン性と機能性の高さから中古市場でも高く評価されており、買取相場は25〜30万円程度となっています。
カルティエ パシャ シータイマー 42mm W31088U2
カルティエ パシャ シータイマー 42mm W31088U2は、2009年に登場したスポーティーな魅力を放つダイバーズクロノグラフウォッチです。パシャコレクションの中でも、特にスポーティーな存在として注目されています。
最大の特徴は、42mmの大型ケースと高い防水性能を備えている点です。視認性に優れたデザインが採用され、スポーツシーンやアクティブなシチュエーションでも快適に使用できます。また、回転ベゼルを搭載し、ダイバーズウォッチとしての機能性も抜群です。
中古市場でも人気が高く、現在の買取相場は30万円程度で推移しています。
カルティエ ミスパシャ 27mm W3140007
カルティエ ミスパシャ 27mm W3140007は、パシャコレクションでもっとも小ぶりな27mmケースを採用したエレガントなモデルです。
コンパクトなサイズ感と洗練されたデザインは、華奢な手元にも馴染みます。上品な印象の腕時計を求める人に向いているモデルと言えるでしょう。
ケースとブレスレットには、ステンレススチールが採用されています。パシャCは男女兼用サイズがメインでしたが、ミスパシャの登場により、レディースモデルの選択肢が広がりました。中古市場でも需要があり、買取相場は15万円程度となっています。
カルティエ パシャはどんなモデル?

カルティエ パシャは、カルティエのコレクションの中でも特徴的なシリーズです。ここでは、カルティエ パシャの特徴やケースサイズ、パシャCとの違いなどを解説します。
カルティエ パシャの特徴
カルティエ パシャは、個性的なデザインとスポーティーな機能性を融合した人気シリーズです。
パシャのデザインの原型は1943年に誕生しました。当時のクラシカルなデザインとモダンなスタイルを組み合わせた独特の魅力は、ほかのカルティエコレクションにはない独自の魅力を持っています。
最大の特徴は、リューズプロテクターを備えた円形ケースです。防水性能を高めるために考案され、視認性と機能性を両立しています。また、大きめのケースサイズやシンプルな文字盤デザインにより、スポーティーでありながらエレガントな印象も兼ね備えている点が魅力です。現在のパシャは1985年に発表され、以来、多くの人々に愛され続けています。
パシャのケースサイズ
パシャのケースサイズには多様なバリエーションがあり、用途や好みに応じて選べる点が魅力です。
現行モデルでは、41mm、35mm、30mmが展開されています。41mmはメンズ向けの大ぶりなサイズ、35mmはユニセックスで着用できるサイズ、30mmはレディース向けの小ぶりなサイズです。
また、過去の代表的なモデルでは、標準的なメンズサイズの38mm、レディース向けの標準サイズの32mm、「ミスパシャ」に採用された27mmが存在しました。これらのモデルは、現在も中古市場で取引されており人気を集めています。
パシャとパシャCの違い
パシャCは、パシャシリーズのカジュアルラインとして1995年に登場しました。カルティエとしては比較的リーズナブルな価格帯で販売され、幅広い層から支持を集めました。
また、ステンレススチール製のケースとブレスレットを採用した点も、パシャCの特徴です。カジュアルな雰囲気を持ちながらも、カルティエらしいエレガントな印象を兼ね備えています。ケースサイズは35mmで、性別を問わず着用可能です。
2016年頃に生産終了となりましたが、中古市場では依然として人気があり、安定した需要があります。
カルティエ パシャの買取価格の推移と中古市場における動向

カルティエ パシャを売却する際は、買取相場の推移や動向を知ることが大切です。ここでは、これまでの推移や今後の中古市場における動向を解説します。
パシャの買取価格の推移
カルティエ パシャの買取価格は、時計市場全体の影響を受けるものの、高水準で安定しています。これは、パシャシリーズの独自のデザイン性とブランドの人気の高さによるもので、中古市場でも一定の需要がある点が特徴です。
パシャシリーズと同様に、パシャCも中古市場での人気が高く、安定した買取相場を維持しています。パシャCは、カジュアルなデザインやリーズナブルな価格帯が評価されているモデルです。現在は生産が終了しているため流通量が限られていることも、価格が安定している要因の一つです。
今後も、パシャシリーズのブランド価値と市場の需要により、買取相場は安定した水準を維持する可能性が高いでしょう。
今後の中古市場の動向
近年、カルティエは複数回にわたる値上げを実施しており、現行モデルの定価が上がるたびに、中古市場の買取相場も上昇する傾向にあります。
また、円安が続く現状もパシャの中古市場に大きく影響する要因です。このまま円安が継続すれば、並行輸入品の価格が上がります。その結果、中古市場の買取価格も高まる可能性があるでしょう。
特に人気の高いモデルや限定モデルは、希少性の高さからより高値が付きやすくなります。パシャの売却を検討する際は、こうした市場の動向を踏まえて、適切なタイミングを見極めることが大切です。
カルティエ パシャの位置づけと資産価値

カルティエは、世界的に有名なブランドです。芸術性の高さやエレガントなデザインが人気で、腕時計やジュエリーを数多く展開しています。
ここでは、パシャのブランド内での位置付けや資産価値についてみていきましょう。
カルティエ パシャのブランド内での位置付け
カルティエ パシャは、カルティエの腕時計コレクションの中では比較的手が届きやすい価格帯に位置するモデルです。そのため「バロン ブラン」や「タンク ルイ カルティエ」などのハイエンドモデルと比べると、ブランド内での格付けはやや低めとされています。
しかし、カルティエ自体は「ハイジュエラー」としての評価を確立したブランドです。時計ブランドとしても世界的に高いステータスを持っており、パシャも高級時計の一つとして広く認知されています。
また、パシャの独創的なデザインとスポーティーな要素が融合したスタイルは、多くの時計愛好家やファッション層に支持され、カルティエの時計ラインナップの中でもユニークな存在と言えるでしょう。
また、独自のデザイン性とスポーティーな要素が融合したスタイルは、多くの時計愛好家やファッション層に支持されており、カルティエの時計ラインナップの中でもユニークな存在感を放っています。
カルティエ パシャの資産価値
カルティエ パシャは「パシャC」や「パシャ シータイマー」など多くのモデルが廃盤となっていますが、中古市場では依然として根強い人気があり、安定した需要を誇るシリーズです。特に生産終了したモデルや限定モデルは希少価値が高く、価格が上昇する傾向にあります。
たとえば「パシャC」をはじめとするカジュアルラインのモデルも、一定の需要が保たれており、市場価格は比較的安定しています。ただし、モデルや状態によって価格変動があるため、市場の動向を注視することが重要です。
また、ブランド自体が世界的なステータスを持っている点も、パシャの資産価値を支える要因の一つと言えるでしょう。
カルティエ パシャの査定において押さえておきたいコツ

カルティエ パシャを高額で査定してもらうためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
まず、日頃のメンテナンスを丁寧に行う必要があります。併せて保管方法にも気を配りましょう。高温多湿を避け、風通しの良い乾燥した場所での保管が理想的です。時計の傷や汚れが少ないほど評価が高まります。ただし、頑固な汚れを無理に落とそうとするとコーティングが剥がれる可能性があるため注意が必要です。
また、査定を受ける際は、付属品をできるだけ揃えておきましょう。外箱や保証書、余コマなどが揃っていると、査定額がアップしやすくなります。
さらに、ボーナス時期や進学・就職シーズンなど、市場の需要が高まる時期に売却することも重要なポイントです。円安の影響や金相場の変動なども考慮しながら、タイミングを見極めて売却すると、より高値での買取が期待できます。
まとめ

カルティエ パシャは、独特なデザインとブランドのステータスによって、中古市場でも安定した人気を誇るシリーズです。同ブランドの中では、比較的リーズナブルな価格となっていますが、生産終了モデルや限定モデルは希少価値が高いため、買取価格が上昇する傾向にあります。
ただし、買取相場は市場の動向やモデルによって変動するため、状況をチェックすることが大切です。また、売却時には付属品を揃えて万全な状態で査定を受けましょう。
安心して売却するには、カルティエの買取実績が豊富なブランド買取専門店に依頼する必要があります。ブランド買取専門店の「おお蔵」では、カルティエの製品を多く取り扱っています。経験豊富な専任バイヤーが査定を担当しているため、安心して売却可能です。また、宅配買取・出張買取にも対応しており、自宅にいながら不要になったアイテムの査定を受けられます。カルティエの売却を検討中の人は、お気軽にご相談ください。
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